今は亡き母に聞いた唯一怖いと思った話で、
これは僕の母が実際に体験したお話です。



20年以上も前、まだ携帯も普及してない頃、母の友人がH県に引っ越すことになったそうです。

まだ携帯もないものですから、友人は引っ越す前に母に引越し先の住所の書かれた紙切れを渡し引っ越しをしたそうです。

友人が引っ越してから何日か経った頃でしょうか。
友人から電話があり、引っ越しが無事に終わったと言う話とかスナックで仕事を始めた話とか他愛もない話をしたそうです。

そんな電話をしてから数ヶ月……

お互い忙しかったせいか、あの電話以来連絡をすることがなかったそうです。

そして秋も終わりかけのある日母は友人を驚かそうと、連絡もせずに友人に会いに行こうと決め、住所の書かれた紙切れを手に友人の住むH県へと向かいました。

電車やバスを乗り継ぎやっと友人の住んでいるアパートまでやってきました。

【ピンポーン……】

インターホンを鳴らしましたが出ません。

時間もかなり遅い時間だったので、もしかしたらスナックの方に仕事で行ってるのかもと思い、前の電話でスナックの場所も聞いていたので、スナックへと向かいました。

アパートから徒歩10分というところでしょうか。
かなり古そうなスナックが見えてきました。
中に入ると数人のお客と店のオーナーとおもしき女の方がいました。

母は店のオーナーに友人の事を聞いたのですが、今日は休みだそうです。

店の中に置いてある公衆電話から友人宅に電話をかけたのですが誰も出ません。

【どっか遊びに出てるのかな…まあいきなり連絡なしに来てるからなぁ】

受話器を置き、オーナーに挨拶すると、その日はホテルに泊まろうと近くのホテルに泊まる事にしました。

次の日、昼頃友人のアパートに行きインターホンを鳴らしたのですが誰も出ません。

【おかしいな。どこにいってるんだろう。】

その日は街に出て適当に店を回ったりして時間を潰したそうです。
何回か公衆電話から電話するのですが、やはり誰も出ません。

そして夜になり、母は昨日行ったスナックに向かったそうです。


【えっ……】


なんと昨日行ったスナックが何もない更地になっていたのです。


【場所に間違いないのにな】


なんだか怖くなり、友人の住むアパートに向かいインターホンを鳴らしたのですが出ません。


【いきなり行ったのが間違いだった。次は連絡してから

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コメント(2)

アパートの畳下って……まさか

ほぉー

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