先日、鉄砲百合岬を投稿したものです。嫁さんが他にあるならまた投稿してよと言うのでその後の体験の一部を載せます。

大学は夏休みに入った頃、俺はプールバーのバイトを始めた。実はよく行く理髪店の店長の行きつけで、紹介されてからは常連客として定着していた店だった。そのバーの繁忙期に雇われたのだった。

そのバーは繁華街から外れた、どちらかというと田舎にあって、店の裏手に教会と駐車場がある。

駐車場は教会のものなのだが、店の裏にあるせいか、しょっちゅう客が無断駐車をする。見つかる度に教会からクレームがくる為、怪しい車には気を配っていた。

バイトにも慣れたある日、俺は例の駐車場に一台の赤い車が停まっている事に気付いた。客席を回り確認したが持主がいないということで、きっと教会関係の車だろうと放っておくことにした。

翌日、バイトに行くと同じ車が停まっていたが気にせずにいた。その晩は教会から何も無かったが、次の日のバイトで店長から「教会から車が邪魔だって言っているから見てきて」と言われ、「いや、あれは数日前からですよ。教会関係者じゃないですか?」と返すも、「何回も迷惑かけてんだよ、うちは。あっちもピリピリしてるからいいから見て来て」とウンザリした顔でシッシッとされた。

仕方なく裏手にある駐車場に行く羽目に。裏手にあっても駐車場までは急な坂道だし、正直しんどい。タバコを吸いながらゆっくり車に近づくと不意に耳鳴りがした。

大抵の耳鳴りは直ぐに治るのに、治らない。それどころかキーン キ、キーンと何だかリズミカルだ。それでも車に近づいて中を覗くと、誰もいないし、紙のようなものが沢山散乱していた。鍵はかかっている。

耳鳴りがやんだ

車の中から「って」と言葉なのか判断出来ない音が聞こえてきた気がして耳をすますが何も聞こえない。

でも後部シートから見られている気がして気味がわるくなった俺は慌てて店に戻った。

店長に「誰もいないし、汚い車で投棄車かもです」と伝えると「じゃあ、教会にも連絡しておくよ。役所あたりが回収するでしょ」と根拠なさそうな頼りない返事が返ってきた。

その日のバイトも終わり、帰宅中の車でふいにまた耳鳴りが始まった。さっきよりヒドい。

頭も痛くなって思わず車を停車してこめかみを指で押していると、また「ってってってって」と聞こえる。さっきより聞こえるし、車の外から聞こえている。

って?何だよ!頭イタイし!っ

この怖い話はどうでしたか?

コメント(7)

俺ゼッテー赤い車乗りたくない

怖いわ

もちろん、これも実話です。続きがありそうですが、何故だか同じような事はその後起きませんでした。今でも思います。遺体以外に何を探して欲しいんでしょうか?

早く見つけてほしかったのかな?

霊感があるといいますか、ありました。過去形です。時間作って後日、投稿しますね。

追い詰めた犯人を探して欲しかったんじゃ?

ナルトンさんは 霊感あるんですね。

ナルトンさんの投稿

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