不思議な事が起こったので投稿します。

あれは私が小学生の時。学校の裏に住んでいる爺さんがいて、明るく人見知りしない私はその爺さんにも帰り道で会えば毎回挨拶していた。
しばらくして友達数人と爺さんの家に遊びに行く関係になった。嫌な顔一つせずいつもニコニコしている爺さんは麦茶やココア、更にはお菓子まで振る舞ってくれた。
その爺さんは一人暮らしで奥さんは他界、兄夫婦も他界し、現在住んでいるこの家は兄夫婦の物だったと言っていた気がする。
その爺さんを私達はコツじいと呼んでいた。
理由は骨を持っていたから。
遊びに来た私達によく骨の話をしていた。いや、骨というより死んだ念の話。
「骨や髪に念は宿るんだよ。だから死んでも骨や髪、歯など大事に取っておくんだよ。」と言われ、「これは兄貴の指の骨、女房の髪と歯、飼っていた犬の骨」と棚から箱を出してきたのを覚えてる。

後から思えばおかしな話だが低学年の私達はそんな事気にせず優しい爺さんとしか思っていなかった。
週に2、3回はコツじいの所へ遊びに行っていたと思う。
しかし歳を取るにつれ、サッカーにハマり夜まで校庭で遊ぶようになった。その頃から徐々にコツじいと会う事は少なくなった。
最後に会ったのは高学年かな?
中学になるとコツじいの存在さえも忘れていた。

あれから20年近く経った。

すると4日前、住んでいるアパートに本人確認が必要な配達物が届いた。
差出人の名前に覚えがなく、一度確認してもらったが、こちらの住所、私の名前に間違いないので引き取る事に。
大きめの箱を開けて見ると小さい箱と封筒が一つずつ。
その封筒にはコツじいの文字が。
コツじいがこの場所を知ってる訳がない。
そう思いつつ封筒の中の手紙を読んだ。

長いので省略してますがこんな内容

元気かな?〇〇君、コツじいの事覚えてるかい?
私はとても楽しかったのを覚えています。
大きくなったんだろうね?
等の挨拶文と
私の気持ちを受け取って欲しい。その箱とこの手紙を持って書いてある住所に行って下さい。
一番最後に住所、電話番号が書いてありました。

さすがに怪しいと思ったが試しにその住所に行く事にした。

着くとそこには普通の一軒家がある。何軒か一軒家が並んでいる中の一つがそれだ。
失礼かと思ったがピンポンダッシュをする事にした。インターホンを押し隣の家の陰に隠れる。すると中から40代くらいのオバサンが出てきた。安心した私は

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コメント(6)

コツ爺は死んではおらん。一時的に封印されているだけや。 コツ爺は封印される直前、第3形態まで進化をとげていた。 そしてそれまでにため込んでいた力を解き放ち、立派な鰹となり大海原へララバイするだろう。

骨じいって、知らないはずの住所を突き止めるって探偵か何か?

ほ、保存!?なんか、嫌な予感がするから捨てたほうが...

なんで保存…

保存した貴方も怖い…

えぇ〜っ終いっ⁈

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