次に痩せ細った男性が、よだれを垂らしながら異常な表情で上を向いています。

ここまでくると僕は恐怖で、次は自分の番だと思いました。

突然、息ができなくなりました
「か・・は‥」
すると、今までガラス越しで観察していた、研究員らしき人たちがあわただしく部屋に入ってきました。

お年寄りから順番に一人ずつ、解毒剤?らしき薬を飲ませていました。

僕の番のとき、息ができなくなってから2分も経っていて限界でした。
薬を飲むと、呼吸が解放されました。

このバイトはなんだったんだ。

帰りに、担当者に文句を言いに行ったら自分の口から出る言葉に驚いた。

「あほぉ どうしぃて僕だけちゅうしぃゃで、こほぉバイトはなんほぉバイトだったんですか?」

(あの どうして僕だけ注射でこのバイトはなんのバイトだったんですか)

担当者「ああこのバイトね 【治験】って言って薬の実験のバイトだよ、注射なのは君が健康だったからで別の薬使ったんだよね 」

担当者から聞いたところ、治験バイトは普通、ガンや末期患者で応募する人が多いらしい。

それに、ろれつがおかしくなったことについては前日にお酒を飲んでいたことが原因らしい。
薬との組み合わせが悪かったらしく、書類にもサインをしてしまっていて結局、手に入ったのはバイト代だけだった。

この怖い話はどうでしたか?

コメント(14)

治験のバイトはこんなさっくり終わるほど短時間なものじゃないしありふれてる…

なるほどね。薬の販売には認可が必要で、その認可を受けるには法に基づいて行われた治験データの提出が不可欠。にもかかわらずコストをかけてまで全く無意味な治験を行う奴らがいたということね。

人に使う薬を試すんだから錠剤だろうが液体だろうが全部人体に入れるよね。考えるまでもなかったwww サンキューです!

俺はそういうバイト聞いたことあります。人を薬の実験に使うなんて酷い!

そういうありえない事が起こって怖い体験しましたって事なんだろうね。

おそらく注射の治験もあるかと思います。医薬品の認可をとるには治験は不可欠です。注射でしか投与できない薬もありますので、その治験もあるかと思います。私は大学時代、経口補水液の治験を受けました。当時は医療用のポカリみたいな物と説明されました。口から摂取するのと点滴から摂取するのを比較するために、注射じゃないですけど点滴はされましたね。20人くらいでサウナで汗かかされたりして、なかなか楽しい現場でした。

視聴者サイドが無理やり理由を考えないと恐くなれないってのは斬新だよね。

おはよーございまーす!はいサインして!はい注射しまーす!アウアウ・・・はいお金どーぞ!こんな治験ある?

ごめんなさい、注射はあるってことでOK?

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