この話は、丁度昨日の午後8時頃からの事です。
私は後日が休日の場合、
勤務帰りで海の近くの橋の下に居る野良猫へ餌を与えに行くのが日課です。
その日も同じようにその場所へ向かい、餌を与えていました。
ただ、いつもは呼べば来てくれるはずの、
後ろ足に怪我を負っていた猫が今日は来なかったのです。


私はその子にも餌を与えたい思いと、下半身を洗わなければ糞尿の雑菌で寿命を
縮めてしまうという理由で、その子を探しに行きました。
その際に一人、私の知人にそれなりの実績を持った占い師が居るのを思い出しました。
その人に探知レーダーの協力を依頼すると快く引き受けて頂き、
携帯のライトを頼りに捜索活動が開始されました。
彼は「その猫は今も健在です。」「他の人間に餌付けされてる後もあります。」
「方角は貴方の立ち位置から○時の方向です。」
などと励ましの言葉も混じった情報をくれました。
私にも、その猫は怪我を負ってるのでジャンプができず、
高場には居ないという情報があるので、捜索は比較的楽に進みました。


そうしているうちにテトラポット(まきびし型の石)のある場所へ到着しました。
近くには巨大堤防を建造中の工事現場もあります。
そして方向探知、彼は「二時の方向、右奥あたりに気配を感じます。」と言いました。
しかしそこは工事現場内の、ちょうど海との境界線付近でした。
私は疑心に思い、同時に遊び心も含めて夜景入りの写真を送ったところ。
予想通り彼から「夜景が綺麗ですね、あまり無理しないように。」
という励ましの声を頂いた後に捜索を再開しました。
彼の言う境界の先は、無論真下に海が…ではありませんでした。
よく見ると前方に鉄骨での骨組み、真下は深い溝にコンクリート床、
高さは建物の5階くらい。あの猫はジャンプできないので、無論向こう側には居ないでしょう。


結局私は堺沿いに捜索していると、彼の方から連絡がありました。
それは本当に突然で「今日は今すぐ帰ってください、かなりヤバイです!」と言われました。
私も直感的に周囲の状況を整理し、
悪意ある霊の可能性を感じて即座に入口付近へ向かいました。
途中「水辺と足元に要注意。なるべく帰宅を急いで。写真は削除を。」
とアドバイスを聞きながらの移動。流石に写真は消す余裕も無く放置。
私も極度なストレスからの胃痛を受けつつも急がなければならないと身体に鞭を入れ、
最後で入口付近で餌を食べていた猫

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Comment(3)

御話を呼んでいたただけた方々、そしてコメントして頂けた方にも有難う御座います。 このお話を書かせて頂いたくぼっちです。 再びあの場所を訪れてきましたので後日談を追記で載せております。 実際の体験談なので、他の方々が書かれている小説よりは全然迫力が無かったりして あまり楽しめない物かもしれませんが、それでも私はこうして誰かに「こういう事があったの。」 と、私の中に貯め込まず吐き出せたので少し楽になりました。 それでは、またお会いする機会がありましたら…(*--)(*_ _)ペコリ

我が家の猫は赤ちゃんの時に拾った命。けがした猫の事が、凄く気になりました。猫ちゃん達の世話これからも宜しくお願いします。(^-^)

占い師の方凄い人ですね。 これはでもホント実体験としては怖いですね!!

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