これは、私が小学校6年生の時の話です。

私は、どこにでもいる普通の明るい小学生でした。ですが、誰よりも好奇心旺盛で蝶々や野良猫、鳥などを見つけると直ぐに追いかけたくなるタイプでした。

そんなある日の事でした。
私は、友達と待ち合わせをしており先に来て、友達を待っていました。
その待ち合わせ場所というのが、十字路になっており道は細く家は遠い所に2件建っていて、後は周りに田んぼがあるだけでした。
ですが、何かがこちらを見ている気配を感じふりかえってみました。すると、ちょっと離れたところに赤いものが動いてるのが見えました。興味があった私は、ゆっくりと近づいていくと…それは、どこかへ走り去っていきました。 その日は、それだけで終わりましたが本当の恐怖はここからでした。

数日経った日、私は熱を出して学校を休み部屋で寝込んでいました。
両親共に仕事へ出ていて、家にいるのは祖父母でしたが、その日は昼前に出かけてしまい、私は一人でいました。
お昼過ぎになり、ご飯を無理無理食べた後、もう一度寝ようとし布団に入った時でした。
突然、体が動かなくなり身動きが取れなくなりました。すると…「ギシ、ギシ」と誰かが階段を登る音がしました。
「家には1人のはずなのに…」私は怖くなり、息を止め目を瞑りました。
すると、音は止み静かになりました。
ですが、突然下の方で物音がしたのです。
私は慌てて見に行ってみましたが、特に変化はなく部屋に戻ろうとしたら…「ジャー!!」と、トイレの水が勢いよく流れた音がしました。ですが、そこには誰もいませんでした。

その日を境に、よく金縛りに合うようになり部屋の中で何かの気配を感じるようになりました。いつも何かに見られている感じと、一人ではなく多勢の何かが私の部屋にいる気がしてならなかったのです。

そして…事件は起きました。
その日は丁度、学校が休みで近くのスーパーにお使いを頼まれ、自転車で行く途中でした。

「こっちだよ…」そんな声が耳元で鮮明に聞こえ、慌てて自転車を止め、辺を見渡しました。
すると、赤色のキツネが林の中にある一本道の真ん中にいたのです。
その林の一本道は、ちょっと先に行くと普通の道路が見えるような道です。
それは、まるで私を呼んでいるように尻尾をふっていました。

私は、ひとりでに自転車から降り、その狐について行きました。
狐は、どんどん速く進み私も次第に走って

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Comment(3)

なんで?

おーい笑

その狐がのちの武田鉄矢さんなんですね!

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