これは霊感といえるものが一切ない俺が唯一体験した話になる。
怖い話かどうかとなると微妙な所ではあるが、今まで誰にも話していなかったこの話を、この機会にここに書き記したいと思う。

今から15年以上昔の冬休みの頃、俺は母方の祖父母の家に1人で遊びに来ていた。
遊びにきたとは書いているが、当時中学3年生で部活も引退した俺は田舎で静かな祖父母の家に受験勉強をしに来ていた。

元々頭の出来が悪い俺は成績もあまり良くなく、このままだと高校に行くことすら難しいと言われており模擬試験の希望校判定はC以下とかなり切羽詰まっていたので死ぬ気で勉強をしており、そのお陰か成績も少しずつ上がっていた。

祖父母の家は隣に近〇電車の線路があり、電車が通る度にすごい音が鳴るが、小さい頃から何度も来ている俺からすると全く気にならず、それ以外はとても静かな場所で当時の俺からすると勉強をするにはこれ以上ない場所だった。

そんな俺の目論見は当たり、普段は集中力の欠片もない俺が物凄く勉強に集中出来ていたが、何故かいつもは気にもならない電車の通り過ぎる音でふと我に返った。

「なんか今の電車の音、いつもより大きくなかったか?」
心做しか家自体も少し揺れたような気もしたが、古い家なので線路があれだけ近いとそりゃ揺れもするよな、と1人で納得して時計を見上げると古い時計の針は深夜の3:30をさしていた。

昨日の夜の20時から7時間半もノンストップで勉強したのか〜凄いな俺、とか考えながらリビングを見渡すが祖父も祖母も居なくなっており、とっくに就寝していた。
それもそうだ、老人は朝も夜も早いと相場が決まっている。

集中している時は気付かなかったが、思ったよりも自分が疲れている事に気付き、その日は布団に入り就寝する事にした俺は布団を敷いている最中に、唐突な寒気に襲われ今までにない勢いで肌が泡立った。
こんな時は暖かくして寝るに限る、そう思った俺は急いで布団に入りそのまま眠りについた。



実際のところ、その夜は何事もなくよく眠れ、翌日目が覚めた時にふと気付いた事があった…



近〇電車の終電時間って24時までなんだよなって。

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