山梨県からの帰り道、中央道を東京に向かって走っていた時の事です。
とあるトンネルを通過する際に、私は追い越し車線を走っていました。
ルームミラーに目を向けると、後ろから物凄い勢いで車が接近して来たので、慌てて車線変更をし、後ろから来た車を行き過ごさせました。
「こんな勢いで来る車なんてどんな車だろう?」と思い、右脇を通過する車に目を向けると、車体は真っ黒に焼け焦げたような出で立ちで、天井も何かに押された様に凹んでおり、言うならば、ぺちゃんこな車でした。当然テールランプやらナンバー灯の類いは点灯しておらず、車体ナンバーも煤けて見えません。
「何でこんな車が走ってるの?可笑しくない?」そう思う間も無く、その車は走り去って行きました。

その時、ふと思いました。
ライトも灯いてない車が来たのに、何で気付く事が出来たんだろ?
トンネルを抜けて直ぐのサービスエリアに立ち寄り、ドライブレコーダーを確認してみましたが、私が車線変更した後に右側を通過する車は映っていませんでした。
あの車の接近に気づかず、そのまま追い越し車線を走っていたら、私はどうなっていたのでしょうか?
全ては謎です。

後で調べて分かった事ですが、そのトンネルは凄惨な事故が有ったあのトンネルでした。

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