私が当時、高校二年生の時の出来事です。

夏休み真っ只中で遊び尽くしてた私は、休みの終わり頃になりやっと各教科の課題をやろうという気になりました。けれど家の中を探しても教科書やワークが見つからず 呆れた事に全部学校に置いてきたのだと気付きました。その時既に時間は22時頃だったのにも関わらず阿呆な私は「学校に取りに行こう」と思い立ち、親にはコンビニに行くふりをして出掛けました。今思うと不思議なのですが、正門と正面玄関が開いていて普通に入れてしまったんですよね。ですが当時は「ラッキー」と侵入しました。真っ暗の校舎を1人で入り自分の教室のある3階まで階段を駆け上がりました。
廊下に自分のロッカーがあるので 携帯のライトを照らしてたくさん積まれた教科書やワークを抱え込んだその時です。右から微かに物音がして何かの気配も感じました。全身が硬直してしまい、その‘ 気配 ’に全神経を集中しました。右には まだ廊下が続いており 10メートル位先に階段があるのですが その階段が気になって気になって視線をそらせませんでした。早く帰ればいいのに、携帯のライトまで消して しばらく(といっても3分くらい)階段とにらめっこしてる内に暗さに目が慣れてきて 階段の上の方まで見えると 人間の足のような黒いものが2本 ひたひたと降りてくるのが見えてしまいました。その瞬間「やばい逃げろ!」と脳みそから伝達を受け、教科書ワークを全て抱え直してロッカーは開けっ放しのまま反対方向の階段へ目掛けてダッシュしました。そして走り出してすぐに後ろから聞こえてきたのは「バン!!!」とロッカーを強く閉められた音でした。もう飛び上がって半分落下しながら階段を降りました。手足震えながら玄関を何とか飛び出し、安心して正門を見ると何やら数個の赤いランプが…そう、パトカーでした。正門を出るとパトカー4台に囲まれ 警察官の方に「何してるの?」と訊かれ「教科書を…夏休みの…課題を…」としどろもどろになりながら教科書を見せると「君のなのね?この後セコムさんも来るから…説明してね…」と失笑され 周りの警察の方は「にしても、何で開いてるのかね。笑 生徒さんで良かったよー」 と優しく言って下さったのですがひたすら謝り倒しました。さっきまでの校舎の恐怖体験が吹っ飛んだ、恐怖体験でした。

How about this story?

Comment

S Stories

Hot words

Short Stories

Read More
怖い話 You can get App You can get App