僕がまだ小学生の頃、修学旅行に行き昼は山口県付近の観光地に行き、夜は大きなホテルに泊まる事となった。
僕はよくつるむ仲間3人と一緒に角部屋に泊まることになった。
宿泊所に着いた後で他のクラスのクラスメイトがヒソヒソ話をしており、その内容が「角部屋は幽霊出るんだって」と面白半分に話していた。
【そんな訳ない】とその時は僕もほとんど気にしていなかった。
あっという間に夕食の時間になり、食事を済ませて部屋に戻った僕たちは布団を敷いてトランプで神経衰弱やババ抜きをした。 そして誰かが不意に枕を投げ始めた。
それを合図に全員が枕投げに参加を始め激しい投げ合いが始まった。
まだ小学生で元気の良い僕たちはいつまでこの状態が続くのか、息をつく間も惜しんで枕を投げ合った。
丁度夜9時になり先生たちが巡回をはじめた足音と扉を開閉する音が聞こえて来たので急いで枕投げを辞め、枕を布団に置きみんなで寝たふりを始めた。
その様子を知っていたかのように扉を開けて中に入ってきた先生は「早く寝ろよ」
と告げ部屋のあかりを消し、そそくさと
部屋を後にした。
僕たちはまだ寝るのは早いからとよくある学生の恋話をはじめた。あの子が可愛いとか俺は〇〇さんがタイプとか、しばらくその話で盛り上がった。
僕も気になっている子はいたが、照れ屋であるせいで、その場でははっきり答える事はできなかった。
そしてこの部屋で1番好奇心旺盛なA君が、怖い話を順番にしようと言い出し、
みんながそれに賛成した。部屋のあかりは豆電球のまま円形の配列になり、A君から順番に話を始めた。ありがちな学校の怪談で【花子さんの怪談】トイレで隠れんぼすると花子さんが個室トイレをノックして現れたりの話や【首なしライダー】
あるトンネルに入ると首なしライダーが追っかけてくる話、
【母親を探す子供の霊の話】コインロッカーに乳幼児置き去りした母が何年後かに
街で孤独な子供に会い、その子供の母親はどこにいるか尋ねると「お前だー!」と大声で指さされる話 など、いくつか話をした頃、丁度夜中0時になっていた。
僕の順番が来る前だったが遅い時間になった為、みんながもう休もうかと思っていると2メートル✖️2メートル程ある窓の外から男の人の声が聞こえるので何か外でイベントをしているのかと思って、他の仲間を代表して僕が視界を遮るカーテンを一思いに開けると2メート

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Comment(2)

本当にそう思いました。

怖い話しすると本当に寄ってくるんですね。

カルマ Stories(16)

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