これは私と友達が大学生だった頃の夏休みに体験した出来事です。
その美術館は埼玉県◯◯市にありました。
山間にひっそりと佇むそこは、数年前に客足が遠のいて廃業になってしまったとのこと。
今はもう廃墟になっていました。
やがて、私と友達はその美術館に纏わる噂を聞くようになります。
【そこに入ると呪われて、二度と外には出られない】
【幽霊が住み着いているお化け屋敷】
など、その美術館に関する噂が多く出ていました。
私と友達は好奇心からか、その廃墟の美術館に肝試しに行こうということになりました。
7月×日(木曜日)。
私と友達は地図でその場所を調べ、友達の運転する赤い車で美術館へ向かいました。
山間の道路を車で走っていると、運転していた友達が助手席の私にふとこんな話をしてきました。
その話はなんとも信じがたい話でした。
そのとき、私と友達しかいない車内に
もうひとり。
こちらをじっと見つめている黒髪の真っ赤なワンピースの女性がいたそうです。
しかし、私が振り向いてみてみましたが、そんな女性はいませんでした。
友達はまだ美術館についていないにもかかわらず、怖くなってしまい、引き返そうとします。
私は怖がっている彼女をなだめて、車をさらに走らせようとしました。
やがて地図にあった通り、山間にその美術館はありました。
あちこちがさびていましたし、美術館が朽ち果てていたのがよくわかりました。
車から降りて美術館の入り口まで来たとき、友達が言いました。
「ねえ、やっぱりやめようよ。怖いよ!」
私は友達が怖がっていたのはわかりましたが、何故が私は美術館の中に入ってみたいと思ってしまいました。私自身は幽霊は信じていなかったからです。
「じゃあ、車で待ってるから」
友達は私にそう言って車に戻っていきました。
私はひとりでこの美術館の中に入ることになります。
ひとりとなると少し不安でしたが、それでも中に入ってみました。
美術館の中は薄暗く、あちこちに穴もあいていました。
私はその美術館のホールをウロウロしました。しかし、入り口以外に何処にも他へ移動する扉を見つけることができずにいたので、そのまま受付の机の上を覗いてみました。
そこにはボロボロになった美術館のパンフレットが置いてありました。
【ようこそ!この美術館は驚くこと満載の世界です!どうぞごゆっくりこの世界を体験してみてください!】
美
How about this story?
Comment(6)
場所は?悪いが何も感じない!矛盾だらけ!
環七
少し失礼だけど、なぜ行方不明になったのが車で待っていた方のほうだったんでしょうか?普通なら美術館に入った杉並さん本人が一番行方不明になりそうじゃないですか?
シグナル
この話を拝見しましたが、美術館へ行くまでは自分が運転する赤い車で行きそして美術館に到着した時に友人が車内に残り貴方だけ美術館へ入りましたまではわかります。 要するに、運転しているのは貴方で相席してるのは友人 そして問題はここからで、私が読んで捉えた内容ですが美術館から出て帰ろうとしたとき車と友人ごと居なくなっていて、それで居なくなっている車と友人に貴方は少しムッとし、車も無いのでそのまま道路のあるところまで歩きタクシーを拾って帰宅。 そして、数日後父親に自分の赤い車を拝借して乗っていった。 ここまではそう捉えました でも、内容に矛盾があります。 貴方はあの日友人に置いてきぼりされタクシーで帰宅したのに友人が待機してた赤い車は、どうして数日後に家にあるのですか? 友人は行方不明になっているんでしょ? 赤い車は友人が乗って親切にも貴方の家まで運転したのですか? 貴方をあの場所に置いて・・・ それから、何処かへ消えたとでも おかしくないですか?
匿名
置いていける神経が1番怖いです
エミネム.
話を読んだ感じでは、行方不明になったのは美術館に入った方では? ニュースを見て驚いているのは赤い車で帰った人。美術館に入った方はタクシーで帰ったことになってます。
前にも作ったのに
本当の話しなら責任があると思うけど……
匿名