の姿では 家に帰れないんじゃないの?このまま彷徨うの?どうしたいのかは 貴女の口から聞くまで 私から手助けする事は無いよ。私は今 忙しいから その間 良く考えなさい。」

それだけ言って また押し入れの下段に入って行く。懐中電灯で照らしながら バールで 板を外して 床下を除く 目の前に何かあった。
暗かったので 懐中電灯で照らすと 漬け物石の様な丸く大きな石があるのを見付けました。

彼はそこに居ました。
外に出た時に 猫か何かに追われ 石の下に身を隠したものの 入った時の隙間を 追ってきた何かに埋められ( 石の回りを掘ろうとして たまたま塞がった感じでした。 ) 出るに出れなくなり 気温が下がり 動けなくなったのだろうと……。

しかし この石は私の力では 動きそうも無く 板を 大きめに 外して 持ち上げ様としましたが 下手に持ち上げて 彼に当たっては いけないと 男手を要するからと 電話をかけ 助けを呼びました。

待つ事 10分 。 普段から力仕事をしている 友人のAとJが来ました。
二人を上げて4畳半に行くと Aが 「うおっ?! 」と言いました。
あっ‼そうだった…Aは見えるんだったと思い

私 「あぁソレは気にしないで 居るだけで何をする訳じゃ無いから……それよりこっち見て。」

と 押し入れを指さしました。
Aが中を覗き込み バールで退かそうとしたので 私は 慌てて Aを止めました。

私 「ぎゃ~やめて~下に蛇が居るから ‼ 」

A 「何?お前食うの?」

J 「うわっマジッすか?」

私 「誰が食うか !? 助けてくれって電話で言ったじゃん !! 」

A 「あぁ~だったな。そこのインパクトのある姉さんを見て 飛んでたわ(笑)」

J 「んじゃ Aそっち抱えて 横にズラそう。」

A 「よっしゃっせ~のっよっ‼」

J 「うわっ‼デカッ⁉」

A 「何年生きてんだ コイツ?」

私 「あぁ~良かったぁ こっちに取って渡して。」

と 言うと二人が 「はぁ?」て顔をした。

私 「その蛇 冬眠した事無いみたいだから 餌も蓄えて無いだろうし…箱に入れるから 早く頂戴。」

J 「A半分持って。」

A 「はっ半分なっ半分。」

二人が手を伸ばした時 微かに蛇が動いた。

A 「うわっ‼ 動いた ‼ 」

J 「おいA 手を離すなよ?」

A 「分かってるよ。しかし重てぇな…。」

二人が愚痴るのを無

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Comment(5)

強烈な金縛りにあった体験があります。息ができないほど体中を締めつける巳です。ミシミシと床を這う気配やラップ音と共に現れた恐ろしさを思い出しました。金縛りは神様の名前を呼び助けてもらいましたが、巳神様への先祖の失礼が、末裔の私への訴えであったのだと悟りました。自分のことを重ね、深いお話を拝読しました。

匿名さん。コメント有り難う御座います。 人は 生きていく中で 様々な壁にぶつかります。それをどう乗り越えるかは その人次第ですが…シを選ぶ事は一番してはイケない行為です。 蛇はもう寿命がギリギリの状態だったのだと 思います。彼に呼ばれていたのかも知れません…。あの家にいたモノ達を託す為に…。 あの親戚の家ではまだまだ たくさん話が出来そうなので また投稿しますね。

感動しました。何だか切ない気持ちにもなりました。

悲しさと安堵と…蛇さんも女性も紫煙さんと出会えて本当に良かった。誰も知らずにひっそりと、大きな優しさが、あるんですね。何度も読み返しました。目が濡れっぱなしです。

山口県岩国市の白蛇神社ですか?

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私の自宅の近所にも謎の空き家があります。と言っても人が死んだとかのいわくがあるとか、そこだけ暗いとかいうのではなく、決して大きくはないけど洒落た外観で日当たりも良さそうな一戸建て。強いて言えば、車通りの激しい大きな川の土手を兼ねた県道と、そばに広がる田んぼとの境界に立地していて、こんなとこに家を建てるかな?的な場所ではあります。記憶をたどると建ったのはここ20年くらい、建物の造りも最近のものですが、人が住んでいるのを見た記憶はありません。果たして人が住んだことすらないのでは、と思えるように綺麗なんです。ただ勿体ないことに手入れはされておらず、一部の窓ガラスはやっぱ割れ、庭も荒れ放題。マイホームなど夢の私ら一家からしたら、50万円くらいで譲ってもらえないかしらなどと本気で思っているくらいの物件です。でももしかしたら何かいわくがあり、手を出さない方が賢明なのかもしれませんね。今でもたまの散歩でそばを通りますが、見るにつけ勿体ない気持ちになってしまいます。

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