私がある山を下っていた時のことでした。時間帯はおよそ15時頃だったと思います。

山の下に広がる町がもう見えるところまで下りてきた時




「おい」



と後ろから男性の声がした気がしました。誰かに呼び止められたのかと思い、後ろを振り返りましたが、そこには誰もおらず、ただ草木が茂っているだけでした。

気のせいかと思い、下り始めると
また…



「おい」



という声が後ろからしました。もう一度振り返りましたが、誰もいません。いたずらされているのかもと思い、しばらくその場所で待っていましたが、やはり、誰も来ません。そして、また下り始めると…





「おい」



さっきよりも近くで後ろから声がした気がしました。怖くなって後ろも振り返らず足早に下り始めると





「おい」



すぐ後ろで声がしました。本当に寒気がして、もう夢中で山を下りました。



そして、やっと山を下りきることができました。振り返っても、やはり誰もいません。一安心していると







「おい」




すぐ横の木の陰から声がしました。おそるおそる横を向くと、木の陰から片方の目がこちらを見ていたのです。夢中で私はその場から離れました。

木の陰から目が見えた…というのは恐怖心から来た私の気のせいかもしれません。すいません。しかし、声は確かにしました。一体、それがなんだったのか、私には知る由もありませんが…

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Comment(3)

声の主さんは、多分…上にいたと思います。 人は どうしても突先に振り返ってしまいますが上を見る人はいませんからね。 何事も無くて良かったですね。

これ体験したら物凄く怖いですよね!

山で一人きりの出来事、凄く怖い!

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