これは私が高校一年生の時に体験した話です。

当時私は自転車通学で、毎日片道1時間ほどかけて学校に通っていました。
入学したばかりの頃は、起きる時間が早いのと、自転車による疲れでへとへとだったのですが
2か月もすればそんな日々に慣れてきて、特に辛いと感じることはありませんでした。

その日は大会が近いということで、いつもよりも遅い8時に部活が終わり、いつものように自転車で帰りました。
学校から帰る途中に友人からメールが来て「この間借りたゲーム返すからうちに来て」と言われました。
友人の家と私の家はとても近かったので、「今部活からの帰りだから、帰り際に寄って行く」と伝え、また自転車を走らせました。

いつもの帰り道、その日はいつもよりも部活がハードだったので、一刻も早く家に帰って寝たいという気分で
近道をしていくことにしました。
いつもは曲がる道を直進すると、ある大きな公園があります。そこを抜けると、いつもよりも5分くらい早く家に帰れるということを私は知っていました。でもなぜ使わないのかというと、単純に気持ちが悪かったからです。
そこの公園は、昼間は人が沢山いるので普通の公園なのですが、夜になると街灯があまりないので、すごく暗くなるというのと、ある『噂』があるからでした。
噂というのは、『昔その公園の滑り台で首つり自殺があった』というもので、本当かどうかわからない単なる噂だったのですが
公園があまりにも暗くて気持ちが悪いので、夜は通らないようにしていたのです。
しかし、その日はあまりの疲れと早く家に帰りたい気持ちで少し焦っており、公園を抜けていくことにしました。

公園の入り口はかすかに街灯の光があるので明るかったのですが、奥は真っ暗で、とても怖くなりました。
以前投稿した『よだそう』の時に『必要以上に怖がると寄ってくる』ということを体験した私は
深く深呼吸してから公園の中へ自転車を走らせました。

公園の中は街灯がちらほらついているのですが、本当に真っ暗で気持ちが悪かったです。
ですが、ここで怖いと思ったら負けだと思い、自転車を全力でこぎました。
公園の中を走ること5分、もうすぐ出口だとおもった瞬間に私の頭に『なにか』がぶつかったのです。
ぶつかった衝撃で盛大にこけた私は、なにがなんだかわからずにパニックになり、辺りを見渡したのですが
私の周りにはなにも落ちていなくて、何が当たったのかもわかりませんでした。
膝を

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Comment(4)

大きい公園ほど毎年のように自ら亡くなる人が居たりするんだよね。どこどこでの救急支援活動は終了しましたってネットに書かれるだけだから普通分からないし、仏さんが運ばれたその日のうちに家族連れがその現場で何も知らずに遊んでたりとか普通にあるね。自分も第一発見者になった事あるけど半年くらいはその現場に近づくと涙が出て近づけなかった。

怖いですね!

いや、オカルト的に怖いというより、 転ぶくらい強い衝撃で頭に何か当たった+しばらくしたらクラクラしてきて傍目に見ても顔真っ青とか、脳出血とか疑った方がいい。大丈夫じゃなくて救急車呼んで貰おうよ。 翌日目覚められて良かった。

私だったら怖くて動くことができませ❗夜に外に出ることが怖くなりました!私は、きおつけます!

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