ある日、夜に救急の患者が来た。
家事で全身大火傷をし、上から色々降って来て、ぐしゃっとなっていた。
まだ、生きてはいるものの、もう死んでしまう直前だった。
みんな、
「これは酷い」
「もう無理だろう」
と口々につぶやいていた。
私もそう思っていた。
でも、彼は生きているから、少しの可能性にかけて、治療を始めようとした。
すると患者さんが私に話しかけてきた。
「私は……もうダメなんですか?そんなに酷い状態なのですか?」
と、彼は最後まで私に聞いていた。
私はあの事を凄く後悔している。
彼は私たちの会話を全て聞いていたのだ。

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