俺が高校生の時の話。

部活から帰ってきてすぐに風呂に入ったんだけど、疲れてたのか湯船に浸かりながらうとうとしちゃってさ。





ーーコンコン、





風呂場の扉をノックする音で、はっと意識が戻った。

俺「なに?」

咄嗟に返事したんだけど、うんともすんともいわないで扉の前の人影はずっとそこに立ってんの。

上下黒い服を着ているようで扉越しに見ると黒い人影のようだけど、
背格好が父親に似てたから勝手に父親だと思ったんだ。


聞こえなかったかな、と思ってもう一回さっきより大きめに聞いた。

俺「なーにー?」

その瞬間、脱衣所の扉がガチャリと開く音がして
そいつは何を言うでもするでもなく脱衣所から出ていった。

その代わりに母親が脱衣所に入ってきて

母「なに?なんかいった?」


俺はこの時点で何だがよく分からなくなって、説明するのも面倒になって、なんでもないわーとだけ返した。






風呂から出て家族の服を見たけど上下黒い服なんて着てる人はいない。
(父親なんてパンツにTシャツ一枚だった…)
すれ違ったであろう母さんに尋ねると自分以外誰も脱衣所には行ってないんだと。

家族のドッキリも考えられなくないけどネタバラシしないドッキリとか意味わからないし…

結局あれは誰だったのか
何の目的があったのか

それ以来そいつは見なくなったから、未だにわからない。
ちょっと不思議な話。

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Comment(1)

良い話です^^助けられたのですね……

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