に行きせんこー(先生)の朝の点呼でYが熱で学校を休んでいる事を知った。


その時は特に気にしていなかったが、翌日も休み、その次も休み、ついにYの休みは1週間ほど続いた。


さすがにこんなに休むのはオカシイと感じ、同じアパートに住んでいる親友Bに様子を聞いてみると、Bも休んでいる理由を知らないとの事だった。


俺「え?お前の親って、Yの親とも仲いいんちゃうん? それでも、理由しらんの?」

B「うん。おかんが聞いたみたいやけど、はっきり教えてもらえんかったみたい」


それから、Yが休みはじめて1ヵ月ほどが過ぎていたある日、さすがにこれは尋常じゃないやろ?と思い、Bと一緒にYの家に見舞いにいった。


Yの家は文化住宅で10世帯ほどの小さなアパートで、そのアパートには駐車場と小さな空地が合った為、何度か遊びに行った記憶があり、Yの母親にもジュースやお菓子など頂いた事があるが、気さくなで優しいおばちゃんだった。


Yの自宅チャイムを鳴らすと、ドアが少しだけ開き、「はい」元気のない返事が返ってきた。

俺「Y君のお見舞いに来ました」

Y母親「わざわざ心配してくれてありがとうね。。。」どことなく生気のない母親、以前とは雰囲気が全然違う。

俺「Y君はいますかー?」

Y母親は相変わらず、玄関ドアを少しだけ開けた状態で、中を見せたくないのかドアの隙間に立ったまま「あの子はまだ、人に会える状態やないから、折角来てもらったのにゴメンね」とお見舞いに来た俺達を家に上げてくれなかった。

おばちゃんの顔はやつれていて、明らかに疲れてそうな様子はすぐに分かった。

なんとなく、帰った方が良さそうな雰囲気だった為、来て早々に家を後にした。

後日、Bと学校でYの話になり、BがYの隣の住人に聞いた話では、コックリさんの後から、Yは原因不明の高熱がずっと続いており、Y親はいくつもの病院に連れていったが、どの病院でも、原因が分からずお手上げ状態だったようだ。


結局、Yは中学卒業まで登校する事はなく、卒業アルバムの集合写真も別枠で顔写真が載っていた。


同窓会でもYに会う事もなく、同じアパートのBは何十年とYに会っていない、その数年後の同窓会担当の同級生からYの死去と葬式の連絡メールが届いた。


俺はコックリさん以来、Yには会っていないが、
後日Bに聞いた話では、Yは原因不明の高熱の後、常に何かに怯えているように家に引きこも

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Comment(5)

弧狗狸さん→キューピットさん→キャンディマンなど諸説あります。 どれも呼んだらアウト系ですが、基本的にちゃんと清め手の方を知っておかないと積みます。 身代わりのものなど持っていたほうが助かったのでは?とおもいます。

最後の 6行 始めの文字縦読みしたら、 怖いーーーーーー

開ける窓の方向 間違ったんですね…。

最高おしい! 後1文字ずつずらせてたら縦読み完成したのにね笑

Y君

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