私の後輩であるOから聞いた話である。

今回の話を投稿するにあたり、仮名ではなく頭文字表記としたのは、この頭文字の「O」がまったく彼の姓名と無関係であるからだ。

今回投稿する話は地元の人間が読めばある程度は推察出来る故に、街の名前やOの名前に関しても意図して全く関係の無いものを使っている事を先に述べておく。

その日、私は後輩3人(私とOを含めた計5人)と一緒にOの実家で飲み会を催す約束をしていた。

Oの家に来る予定の後輩というのが、全員Oの知り合いであり幼少の頃からこの街で彼と育った幼馴染であった。

Oの家は代々地元に根付いた地主の家系であり、実家の裏にそびえる山々は全て彼の家が所有する土地でもある。

Oはその家の長男であり、初代から数えて十七代目となるそうだ。

昨今では珍しい由緒ある家柄だが、実際にOの家に遊びに行った際は、家族全員が歓迎してくれたり、時代錯誤的な堅苦しさは全くなかった。

一つ気になる事と言えば家の至る所に神棚が置いてあったことだろう。

古くから続く家系である為、土地神や家神の類を祀っていてもおかしくは無いが、それにしても二階建ての家の中、各部屋に一つづつ神棚を置いているというのは、何とも奇妙な感じがした。

怪談めいた四方山話が好きな私としては気にせずにはいられなかった為、それとなくOに話を聞くとやはり代々Oの家で祀っている神様のものであると言う。

Oは私と違い怪談やオカルトの話をまったく好まない質なので、私の話がその手の方向に向かいそうな予感を察したのか、その時は話のさわり程度で終えられてしまった。

暫くすると他の後輩もやって来て飲み会が始まった。

話の種は誰々と誰々が付き合っている、や最近流行りのゲーム、互いの趣味の事など銘々 笑い声を交えながら酒を飲み交わしていたが、次第に時間が過ぎ夜も更けてくると、誰ともなしに怪談の話をするようになった。

Oにとってはさぞかし居心地の悪い事だが、私達は呼ばれた身にもかかわらず、酒の勢いもあってか、1人1人 誰々から聞いた話なんだがと始まり、終いには実体験なども交えて怪談話に花を咲かせた。

この時、普段であれば怪談話が始まれば即座に耳をふさぐOがやけに強気であった事を覚えている。

今にして思えば、彼も酒に酔っていたのだろう。

その時、私が話したのは祖父から聞いた「七つ首峠」という怪談だった。

話自体はどこにでもあるような昔

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Comment(1)

柳田邦男的な伝説ですな

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