父がまだ生きている頃に聞いた話しです。怖くない不思議な話です。

 まだ私が幼稚園に入る前の話し。たどたどしいながらも、会話で意思疎通出来るようになり、良くおしゃべりしていたそうです。両親は自営業で、よくお店にいって座って両親の仕事を見ていました。

 よく来てくれる常連さんも何人かおり、お客さんに声をかけられたりしていた。

 お店の隅に私が座る用の椅子があり、いつもの様にそこに座って絵本を読んでいると、常連のオジサンがやってきた。

 「やー!私ちゃん!今日も元気そうだね!」話しかけてくるオジサンにむかっていつもと違うしっかりした口調で

 「病院行きな。腹を見てもらえ。大きくなっている。」

 と、いい放ったそう。両親は大慌てで謝罪しつつ、そのオジサンは一瞬驚いた顔をしたが、嫌な顔はせずにこやかにいつも通り散髪し帰って行った。

 その人はいつも月1で必ず散髪にくるが、2ヶ月ほど顔を見せなかった。両親はあんなこと言われたから、嫌がられたんだろうと思っていたとの事。

 しばらくして、そのオジサンが私に沢山のお菓子とおもちゃを持って来店し、散髪して行った。

 父の話では、その人はしばらく前からお腹の調子が悪かったが、体調を崩すほどではなかったので、気にはとめていなかったが私に言われた事で気になり、散髪したその足で病院へ行ったところ、腫瘍が見つかり緊急入院し、事なきを得たという。医者には「もう少し遅ければ手遅れになってました」と言われたとか。

 後にも先にも、この様なことは無かったと父がなくなる数日前に教えて貰った。

いまだに会うだびに礼を言われる。父が亡くなった時に大変お世話になった人でした。

 あの時、どうしてそんな事を言ったのか。両親の時に、何故働かなかったのか…と、思う話しです。

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Comment(11)

感動した!

たまたまでも、すごい能力ですね!

皆さんコメントありがとうございます!

たまたま、オジサンの 守護霊と波長が合いすぎた… だと思いますが

感動(*´꒳`*)

感動します(^∇^)

個人的意見です。 その人の守護霊があなたの体を借りて伝えた・・・ あなたは触媒として利用された・・・

良かった良かった(^∇^)

おおお~ すごいですねぇ~

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