ば減ったり増えたり不安定な数値しか出なかった。

そして今一度、ベッドにスマホをかざす。

数値が上がった

ここに一体何があるっていうんだ?

俺は何を思ったか敷布団を勢いよくめくった。

すると何かが挟まっている…付箋のセットだった。

インコを模った可愛らしい付箋だ。

なんでこんなものが…?勿論もらった覚えもないし、なんで布団とマットの間に挟まっているのかもわからない。

俺はしばらく付箋を見つめてぼーっとしていた。


ピピッ


突然スマホの音声認識が勝手に起動した。

俺はビビりながらスマホを見ると、画面に何やら表示されていた。


「ルーブルはゴーヤーのヴァルプルギス美周」(文章ままです)

俺はもちろん声など発してはいないし、周りに音を発していたものも無い。

なんだこれ!?意味がわからねえ!!怖えええ!!!

気が動転した俺は付箋を窓から放り投げ、家を飛び出して朝になるまでコンビニでガクブルした。

勿論幽霊アプリは削除、音声認識もOFFに。

それからは相変わらず金縛りにはなるけどベッドが熱くなることは無くなった。

付箋がどうなったのかはわからない。

そして俺の頭にはあの謎の文章が未だにこびりついていて離れない。


余談
後からアプリの仕組みについて調べてみました。
あれは、どうやら乱数を使っているらしいのです。

5回サイコロを振って全て同じ目が出たら悪霊がいる!みたいな。

しかしそれでは疑問が残ります。乱数で決めているとしたら毎回同じ場所で高い数値が出るって相当な確率ですよね、そんな事ってありえるのでしょうか。

とは言っても磁石や電子機器にも規則的な反応を示さなかったので、磁気に反応しているわけでもないのは確認済みですし…

あれは一体何に反応していたのだろう。



以上です。オチが微妙なのは実話なので…すいません

お付き合いありがとうございました

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Comment(2)

封筒がどうなったか気になる

怖い!!体験した本人さんは怖いですよね!!

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