今日、スーパー銭湯に行ってきた。


脱衣所に行くと、色黒の男とおっさんが大声で怒鳴り合う声が聞こえてきた。


おっさん「お前順番守れよ。うちの子供だってそのぐらいのこと分かるぞ!」


色黒の男「何言ってんだよ!お前が守れよ!」


色黒の男はニューヨークにいたら黒人から「ブラザー」と呼ばれそうな感じの男で、清原和博のように黒く、とても威圧感のある男だった。


おっさんの方も体格がよく、一度言いだしたら引かない感じの男だった。


途中から聞き出したので正確にはわからないが、どうやら二人はスーパー銭湯に設置されている「日焼けマシーン」の順番をめぐって言い争っているようである。


「人は見た目が9割」とかいう本があったが、私にはブラザーが割り込んだように見えた。



私は、気にせず着替えを済ませ風呂に入ることにした。


私が風呂に入ろうとした時、おっさんが


「このチキンが!」


と怒鳴った。


すると、ブラザーが風呂場まで響くほどの大声で、


「誰がチキンだ!コラァ!!」


と言い返した。


私は、


「チキンじゃねえよ。黒豚だ。鹿児島産だ。なあ、ブラザー」


と思ったが、ニューヨークのギャングを敵に回す勇気もないので何も言わず風呂に入った。





30分ぐらいして脱衣所に戻ってきた。


おっさん「従業員呼べよ!」


ブラザー「呼んでみろよ!」


二人はまだやっていた。


数分後、従業員がきて、二人の事情を聴き始めた。


この時、責任者と思われる従業員は女性だったのだが、ブラザーは前を隠さず全裸で女性の前に立ちおっさんを批判し始めた。


私は、全裸で女性従業員に主張するブラザーをみて、


「なぜ、隠さないんだ。これがニューヨーク・スタイルか?」


と思ったが、日米の文化の違いに戸惑い、何も言えなかった。


一方、おっさんは腰にタオルを巻いていた。


「人は見た目が9割」とかいう本があったが、


ブラザーよ、
1割くらいは
隠そうぜ


私は心の声を詠んだ。


私は、岩盤浴に入ることとした。





30分ぐらいして脱衣所に戻ってきた。


おっさん「警察呼べよ!」


ブラザー「呼んでもいいですけど、警視以上の人を呼んでくださいね。じゃないと話が通じないんで。」


ブラザーは「警察」という単語に明らかに焦りを見せていた。


近くの人に聞いてみると、私が

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Comment(9)

他バン行けや!

面白い

面白い話ですね(褒め言葉)

私は日焼けマシンを使ったことが無いのですが、2人一緒には使えないのでしょうか…

銭湯で喧嘩って

コメントありがとうございます。 映画の実写化狙っています。

ニューブラww

今までで一番怖かったです

語り手の人が面白いww

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