学生時代、同じことが繰り返される日々の中、僕は奇妙なことを体験した。
そのことについて、詳しく書こうと思います。
真冬の朝だった。目を覚まし、いつも通り学校に行き、帰りにいつもと違った道を歩いていたときのことだ。
横から視線を感じた。
そっちを見ると
灰色のコートを着た30歳くらいの男性と目があった。
その男性は私に近づいてきた。
なにかをコートの中から取り出すと
「これを預かってもらえないか」と私の胸の前に差し出してきた。
思わず逃げ出そうかと思ったが、その物からする、なつかしい匂いにつられて私はしぶしぶ受け取ってしまった。
それを近くで見てみると、まるで、干し柿のようだった。
なんだか、シワがあってグミと豆腐を混ぜたような柔らかさだった。
顔をあげて
「いつまで預かればいいの?」
そう私が聞こうと思ったときには、彼はいつの間にか消えていた。
このモノの正体と灰色の男性を不思議に思いながら、私は家に帰りそれを引き出しのなかにしまった。
その日の夜、2度寝したあと、また目を覚ました。
時計を見ると、午前4時。
そーいえば、あの変な人からもらったモノは何だったのだろう。
今思えばあんなモノは受け取らなければよかったと思う。
しかし、そのときの僕は好奇心から、それに鼻を近づけてしまった。
やんわりとした落ち着く匂いだった。
気になったんだ。
更に、鼻をそれに近づけると
パチンッと
平手を打ったような音がした。
目を開けてみると、左側の目から細いものが垂れていた。
驚きを隠せないまま、私は直感で、これは抜いたらヤバイと
感じました。
そうして私は現在まで、その糸に触れずに過ごしてきました。
仕事に行くときなども抜けないよう細心の注意を払って・・
How about this story?


Comment(3)
それってもしかして目と脳を繋ぐ神経では…
ブルー
ほっしゃん。…?
イプシロン
どゆこと?
びびり