先日、大学生の1人暮らしの私の家にビデオテープが1本届きました。
差し出し人はとくに書いておらず、
ビデオテープを頼んだ覚えもありません。
怖くなった私は、そのままビデオテープをゴミと一緒に捨てようとしました。
しかし、ビデオテープに貼ってあったラベルを見て、私は驚きました。
自分の名前のラベルが貼ってありました。
ますます気味悪くなった私は、ビデオテープをゴミと一緒に捨てることにします。
一週間後。
私は本当に怖くなりました。
なんと、捨てたはずのビデオテープがまた私の家に届いたのです。
やはりあのビデオテープです。
私の名前のラベルが貼ってあります。
私はどうしたらよいかわからなくなりました。警察に相談したらよいのか。
しばらくして、気持ちを切り替えて、思い切ってそのビデオテープを見てみることにします。怖くてたまらないのですが、いったい誰が何の為にこんなことをするのか解明するためです。
私は今ではもう使っておらず、押し入れにしまってあるビデオデッキを引っ張り出してビデオテープを入れてみました。
そこに映っていた映像は、とても不気味なものでした。
見なければよかったんです、本当に。
ビデオテープに映る映像は次のようなものです。
部屋の中で、女の子がテレビを見ながらくつろいでいます。
その女の子は私でした。ちょうど年齢が今よりも若く、高校生くらいの時の私です。間違いありません。私が通っていた女子校の制服が部屋にかかっていました。
しかし、その部屋というのが、大学生の私が今、まさに暮らしているこの部屋でした。
何?これ・・・
私はさらに怖くなりましたが、映像を見続けました。
しばらく映像は、高校生の私がこの部屋でくつろぐ様子を捉えていました。いわゆる盗撮といえばよいものでしょうか。
すると、映像が突然変わりました。
急に映像の中の私の部屋が真っ暗になります。高校生の私は慌てふためいている様子でした。私もその暗い部屋で何が起こっているのかはっきりわかりません。
またしばらくして、電気がパッとつきました。
すると、なんと、映像の中の高校生の私が、誰か知らない女の人に首を絞められていました。
「誰か・・・助けて・・・」
首を絞められている高校生の私は、必死にもがきながら助けを求めています。
首を絞めている女の人は、さらに手に力が入ったように思えました。
「やめ・・・て・・・」