前回投稿させてもらった話から派生した話を。

同級生の姉が亡くなった話を聞いた日から何人か同じ夢を見るようになった。
ある女が出てくる夢。
そしてその女の夢を見たら必ず何か怖い体験をした。

自分が夢の中で起きる。
台所から朝日が差し込んでいる。
台所は寝室と磨りガラスで遮られているが、明らかにそこに背の高い女が立っている。

その女がガラスを開けようとした所で目が覚めた。驚いて部屋を見回したら、磨りガラス、窓ガラス、押入れの襖が半分ずつ開いていた。真冬の出来事である。

またある日。
夢の中で自分はタワーマンションのエレベーターを登っていた。すごい殺意を携えて。
ある部屋に入り、そこで寝ている女の首を徐に締める。自分でも分かるくらいとんでもない力で女を殺そうとしている。

30秒ほど首を絞めた時に異変に気付く。
こんなに力を入れて首を絞めているのに女は寝息を立てて寝てる。
え?なんでだ?と疑問に思った瞬間、女の目が開いた。
そして満面の笑みで笑い始める。
その光景があまりに不気味で手を離したとたん目が覚めた。

起きた時間は夕方だった。そこで体が動かないことに気がつく。
やけに重い。重力が何倍にもなったかのように床に腕や頭がピタッとくっついてしまう。
すると、自分の周りを何かが這ってる。
畳の上を少しずつ這う音が聞こえる。

これはヤバイと思い少しずつ体を動かし、携帯の音楽を鳴らした。その瞬間フッと軽くなり、這う音も無くなった。

それからも女に殺されそうになる瞬間目が覚めて、時計を見たら夜中の3時。
なのにアパートの部屋のドアをずっとノックされている。
どうすりゃいいか震えていたら、隣にいた奴が「携帯の音楽だ!」と言ったので咄嗟に音楽を鳴らしたら、ノックが止みドアのところの気配はなくなった。
「おー!すごい!」と感動して気づいたが自分は一人暮らし。

今叫んだのは誰だったのか?

そして色々ありそのアパートから出て行くことになり、部屋を片付けていたら疲れて寝てしまった時のこと。
アパートの窓ガラスを女の手と思われるものでギーッと爪を立てて引っ掻いていた。

気持ち悪くて逃げようと台所に向かおうとしたら、磨りガラス越しに女が立っていた。
そこで目が覚めた。

携帯に着信がきていた。バイト先の友人から。電話に出ると友人の声でなく女の声で何か呟いている。
怖くなって切ろうとしたらハッキリした声で「まだ居てよ」と言う

通常版で読む