これは私が叔母から聞いた、叔母が若い頃にあった出来事です。

分かりやすいよう、叔母目線で記しますね。

これは私が27歳のころの話。
私は、私、シンジ(私の彼)、親友、親友の彼(二人とも名前忘れてしまいましたw)の四人でダブルデートのようなかたちでハイキングに出掛けました。
その日は澄みわたった青空で刺すような太陽の、まさにハイキング日和といったところでした。

私は親友の彼が運転する車に、親友と三人で乗ってハイキングに行き、シンジはというと、「自慢のバイクで行くー」とのことでした。

事件は帰りにおきました。帰るといっても、解散せずに私の家で朝まで呑む予定でした。
「競争しよーぜ!」
そう言ったのはシンジでした。私は止めようとおもったのですが、
「いいぜ!また負けるのがオチだろーけどw」
という親友の彼の言葉に、完全に止めるタイミングを逃しました。そして、シンジに
「気をつけてね……」
というのが精一杯でした。
この時タイミングなんて意識しないで止めていれば……

家に早く着いたのは、やはり私達でした。しかしシンジはというと……… 何分経っても何時間経っても、来ませんでした。
私は気が気でなく、へやの中をウロウロしていました。親友は、
「きっとどっかでお酒のおつまみでも選んでるんでしょ、帰ってきたらアキ(私)がどんなに心配したか、叱ってあげなくちゃね」
と私をなだめてくれました。
親友の彼はというと、繋がらないシンジの携帯に何度も電話してくれていました。

時刻は12時、私達が家に着いてからおよそ6時間が経ったとき、
「……………あ!おいシンジ!」
声をあげたのは、電話をかけ続けていた親友の彼でした。私はとびあがって、親友の彼から携帯をひったくると、
「シンジ!シンジ!」
「おー、アキか?」
「アキか?じゃないでしょ!!今どこ!?何してるの!?」(←この時言ったことはよく覚えてないそうです(^_^;))
「あー大丈夫大丈夫。これから迎え行くから」
「え?ちょっとシンジ?どうゆう………」
「これから……迎え行くから……」
ブツッ、ツーツー……
そこで電話は切れました。

私はその場に崩れ落ちました。
「シンジ、なんて?」
親友が訊いてきました。
「迎えに………来るって……」
「え?」
周りが静寂に包まれた瞬間、
コンコン「おいアキ、いるか?」
ドアの向こうからでした。いきなりの不意討ちに私達三人はギョッと

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