私が大学生の頃(2009年頃)、アルバイトしていた都内のカラオケ店で体験していた話です。

その店は私が入店した2008年頃から何故か7号室がなく、14室しかない小さな店舗でしたので7号室をとばして15号室まで番号が降ってありました。私が入店したときからその理由を知っている人はいませんでした。

3年がたったころ私は店で一番古株になり一人で店番を任されることもありました。

12月の繁忙期に人員の関係で遅番終わりの早番の日がありました。家に帰る時間がもったいなかったのでその日は店に泊まることにしました。
眠りについた朝8時頃誰もいないはずなのにインターフォンがなりました。しかもその部屋の番号はあるはずのない7番の部屋からでした。私は恐る恐るインターフォンをとりました。するとインターフォンからは小さなjpop音楽が流れておりコォーという人の呻き声のようなものが聞こえました。私は怖くなってその日はすぐに帰りましたが何か怖い夢でも見てたのだろうと考えるようにしました。
その後はその日のことをすっかり忘れて過ごしていた。ある日、店長が交代することになり昔この店舗を担当していた店長が戻ってくることになりました。店長から店の昔話を聞いている中で7号室の話になりました。
どうやら7号室は窓のあるおしゃれな部屋だったのですが過去酔っ払いがそこから飛び降りた事件があったそうです。その後、事件のあった部屋をお客様に通せないとの判断で物置で使用していましたが、店のリニューアルオープンの際、8号室とつなげて7号室はなくなったそうです。その話を聞いた時、私が体験した日のことを思い出しました。もしかすると7号室で死んだ方の霊がインターフォンをならしたのかもしれません。
尚現在その店は近隣に大型店舗か出来たことで潰れてしまったようです。

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