ぜ」って冗談で
言ったら、Sが元気なく「もう出ようぜ。入ってから頭とわき腹がすっげ~痛いん
だよ。バファリンね~か?」と言って来たので車にあるから後でやるよ。って言
ってとりあえずAが進んだ方向に向かった。
そしてある部屋からタバコの臭いがしてきたので、Aが吸っているのだと思いその
部屋に入った。
俺は「タバコ吸うなよ。火事になったらどうすんだ?」と言って部屋に入ったがA
は居ない。
タバコもない。
あれ?っと思い周囲を見たが何も無かった。
そしたら突然「パツッ」という物凄い音が窓から聞こえた。
「うおぉ!」と声を上げ、窓を見たら窓が割れてた。
その後、窓がガタガタ揺れていた。
そして廊下から「あ~」とか「う~」っていう声も聞こえ始める。
奇音まみれで俺はパニックになり、Sに「きもちわり~からさっさと帰ろうぜ。何
かいそうだぞ・・・。」と言った。
Sも「Aをとっ捕まえて帰ろうぜ。」と言い、早歩きでその部屋を出て「A帰るぞ」
と声を張り上げて歩いた。
するとちょっと行った所でAが座り込んでいた。
俺は「帰るぞ。ここは本当に気味悪いぞ。」と言いAの肩を叩いた。
Aはチン○からひきぬいたペットボトルを手に、突然こっちを振り向いた。
「やっと抜けた!!」
と笑っていたので、ちょっと気が楽になった。
しかし、Aはあと少しでクリアなんだからもうちっと辛抱しようぜ。と言い人の意
見を聞き入れない。
だから俺はさっきの奇音の話をしてやった。
そしたらAも「俺も人の声みたいなのを聞いた。しかし誰もいないから風の音が反
響しているだけだろ。」と軽く言いやがった。
そんな話をしてたら、突然暗闇のほうから「ゴォーン」という大きな音がなった。
そしたら俺とSの懐中電灯が切れた。
「おいぃ~どうなってんだ?」と大きな声を張り上げたが、恐怖を紛らわしただけ。
Aの懐中電灯だけを頼りにとりあえず外に出ようとなり、早歩きで歩いた。
2階から1階に行く階段付近でAが「誰かいるだろ?」と言い始めた。
俺は「A。ふざけるなよ。今はマジでびびってるんだ。ヨタ話はやめろ。」と言ったが、
Aは「マジだって。見ろよ。アレは人だろ。なんかこっち見てるぞ。」と言った。
その頃は恐怖で「知らない人たちが肝試しに来た」とは思えない状況。
来た道を帰り、逆側の階段から降りようとも思ったが、
そんな余裕

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