19歳で 有り得ない数の交通事故を繰り返しましたが 20歳になると 流石に回避する力がつき 事故を起こす回数も減りましたが…。

祖母の宣言?通り 私は 今まで見えなかったモノがリアルに視えだしました。

普通の人が日常生活を過ごす時の様に ソレ等も当たり前の様に個々の場所に居て じっと佇んでいました。

見えなかった時 どれ程のソレ等とぶつかったり 踏んだりしていたのか……。視える様になり 変にソレを避け 横断歩道を 変な渡り方をして 他人から白い目で見られたり 買い物しにスーパーに行けば買いたい物が買えなかったり(商品の前に居たりするので…)普通の日常生活を送る事が出来なくなりました。

気にする余り 逆にソレ等に見付かり 持ち帰る事も度々ありました。
その度に 祖母に祓って貰っては愚痴を溢されを繰り返していました。

21歳の時 代々からお世話になっている お寺の住職さんの勧めで お寺で4ヶ月くらい生活をして 変にソレを回避する事を止められる様になりました。

その後 これも住職さんの勧めで 四国へ巡礼に行かないか?といわれ 祖母に相談しに行くと

祖母 「いいじゃないか。行ってこい。」と即答されました。

私 「いや……流石に親が行けとは言わないと思うけど…。特にお母さんが…許すわけ無いよ。」

祖母 「理解出来ないヤツは放って置けばいい。そのうち 嫌でも分かる様になる。」

私 (?)

祖母 「まぁお前は後の心配しなくていいから 行ってこい。」といわれ 祖母の押しに負けて お寺に居た修行僧の方々と四国へ行く事になりました。

巡礼をされた方は ご存知だと思いますが…
番所が近い所と物凄く遠く 県を跨ぐ番所がありました。
普通の方々は 遠い番所に行く時は、バスや自家用車を使い巡っていたのですが…。

私達は 全ての番所を歩いて巡りました。
なので天気が悪い雨の時などは 最悪でした。
酷い天候 (主に台風)以外の時以外は ズンズン先を目指し進みます。

食事は 基本 地元の方々の暖かいお恵みがある時だけで 自分達で 購入する事はありませんでした。
飲み水も番所で戴くか 地元の方々のお恵みがある時に戴くか 後は公園等の水道でお水を分けて戴いていました。

しかし どうしても 山道に入った時等で飲み水が無い時は、湧水を見付けるか または雨水を溜めておいた物を飲んでいました。

(お腹壊す事 度々……(涙)

通常版で読む