この話しは夢なのか現実なのかわからない。
今から10年程前金縛りにあった。
今まで何度も金縛りにあい、金縛りには何の抵抗も無い位慣れていた。
不思議と金縛りになる時が分かるようになっていた。
その夜も「あーこれから金縛りになるな」
金縛りになる前はよく耳鳴りがすると聞くが、自分の場合耳鳴りとは違い、耳の中に水が入ってるような、耳がこもっているような感覚になり段々と体の力が抜けていくような、変に体に力が入ってくるような感じ?まあこれだけは自分の体感なのでなんとも言えない感覚になる。
そしてその瞬間金縛りにあった。
先に話した通り何度も金縛りにあったので「あーまた金縛りになったよ」めんどくさいなー程しか思わなかった。
今まで金縛りになっても霊的な感じは一度もなかったので怖いとも思わなかった。
だが今回は今までとは違った。
息が苦しく目は開いたものの体が長い時間動かない。後は今まで感じた事の無い位、頭の方?枕もとから刺さる程の視線を感じた。「なにかヤバイ!」と思い視線を上にやると、蛍光ピンクのワンピースを着た髪の長い女性?がこちらを見て立っている。
本当にヤバイと思い動かない体をなんとか動かし「あー!」と叫んだ。
その瞬間に金縛りは解け、女性も居なくなってた。
今まで幽霊?みたいなのは何度か見てきたつもりだが、こんなに鮮明に見えた初めてだったので本当に怖かった。
その後は金縛りにあっても何も見ていない。
これはなんだったのか、夢だったのか、幽霊だったのか未だにわからないままだ。
自分と同じ経験をされた方がいて会う機会があったら話しをしてみたいものだ。

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