ー 朝 6:30 ー
トントントン
誰かが私の部屋をノックした
出るとそこにはおばあちゃんが立っていた。
手には大きな十字架や赤色のキャンドルなどが握られている。
私「おばあちゃん?」
おばぁ「入るよ。」
おばあちゃんは私の部屋に入ると1番大きな十字架をドアの横の窓に引っ掛けた。
小さい透明なクリスタルで出来た十字架はドアノブに引っ掛けた。
そしてジーソスの絵写真(?)をキッチンの近くにある小さなテーブルに、赤い長細い2つのキャンドルと共に立てた。
鏡のところにもマリア様の絵写真をテープで壁に貼り付けた。
(テープかよ!て突っ込んでないですw←)
おばぁ「・・よし。」
ジョナ君「おはようございます。」
ジョナ君が私の家まで迎えに来てくれた。
おばぁ「あら。あなた何してるの?」
私「朝いつも迎えに来てくれるの。」
おばぁ「あら。優しいのね。一緒に病院に行ってくれたり、朝も迎えに来てくれるの?いいわねぇ〜。」
・・・。
私「おばあちゃん?」
おばぁ「あ、そうそう、あとこれね。」
そう言っておばあちゃんは白い円状の入れ物を手の平に置いて見せた。
(大きさは手の平サイズ)
入れ物の周りには金色の一線が一周してあった。
何これ・・
おばぁ「絶対に中は開けてはいけないよ。これはジーソスの前に置いておきなさい。」
おばあちゃんはその白い入れ物を、先程のジーソスの絵写真の前に置いた。
私「これ何?・・十字架とかもそうだけど・・。」
おばぁ「はぁ〜・・疲れた。座らしてもらうよ。」
私は冷たい水を冷蔵庫から取り出してコップいっぱいに注いでおばあちゃんに渡した。
おばあちゃんはそれを一気に飲み干した。
ジョナ君「おばあちゃん、これなんですか?」
ジョナ君が話を戻した。
おばぁ「そうそう、これね、さっき朝の4時に〇〇の教会に行って来て、そこで買ってそこのプリストに全部お清めしてもらったのよ!悪魔に負けないように!」
悪魔だなんて・・
おばぁ「あとこれ!この白い入れ物の中にはオイルが入っててね、霊がいるとブクブク泡立つんだって!」
泡立つわけないじゃん・・
おばぁ「でも中は絶対に開けちゃダメ。いい?これを、ジーソスの絵写真の前に置くんだよ。」
私「ありがとう。わざわざ遠い所まで行ってきてくれて。」
おばぁ「いい?絶