まず初めに、これは私が1年半前に体験した実話です。
私は幽霊とかお化けはかなり苦手で
お化け屋敷に入りたい!
ホラー映画みよう!
って言う人の気持ちが分からないぐらい。
だけど信じたく無いのに
この世のものではない物を見たことがある。
初めは7歳の時。次に高校生の時。
自分が覚えてるだけで全部で3回見ている。
声や音が聞こえたりはするけれど
見たのはそれだけ。
そしてこれから話すのは3回目の話。
季節は11月後半。
時間は23時半頃。
その日は友達2人とカラオケで遊んだ帰りだった。
車の運転、気をつけて帰れよ!と別れ際に友達が言ったのを覚えている。
私の住む町は大きい通りから1本中に入った所で
住宅は密集してるけど
信号が2箇所しか無い田舎にある。
一人で車を走らせ、あと10分ぐらいで家に着くところまで来た。
その時ガソリンが少しだけしか無くなりランプが点灯した。
でもガソリンスタンドに行くには遠回りになるし
明日でもいいやと思って帰ろうとしていた。
信号待ちをして、やがて青になる。
ふと気づくと無意識にガソリンスタンドへ向かっていた。
ここまで来たし給油をしようと車から降りた。
ここで最初の異変。周りに誰もいない。
この辺りでは一番の大通りで、交差点の所にある。
スタンド以外に、コンビニ、ファミレスが4つ角にある。
この時間で誰もいないのはおかしいと不思議に思ってたけど
気にしだすと怖くなるから考えるのをやめた。
そして給油が終わってあとは帰るだけ。
もうすぐ24時になるんだと
カーナビの時計を見て思った。
左右を確認し車道に出る。
その時は周りに車は一台も無かったはず。
車道に出てすぐ赤になったから信号待ちをしていた。
その時後ろから突き刺さるような視線を感じた。
振り返ると1台の車がすぐ後ろにピタリと止まっていた。
車種はマークIIに似た車。
色は白かシルバーのどちらかで少し錆びれていた。
でもここまで見えてるのに運転手が見えない。
見えないと言うより真っ黒。
でもその時直感で運転手は50代のおじさんだと思った。
青になり車を走らせるとマークIIはピタリとくっついてくる。
そこで次の異変に気づく。
それは次の信号で止まった時。
バックミラー、サイドミラーの左側
そして後ろの窓にもにその車が映っていない。映っているのはサイドミラーの右側だけだった。
近づきす