いくつも体験した話のうちの一つを投稿します。

現在、私は大学生です。
これは、私が小学生の頃の話です。
私は、今までで3回ほど引っ越しをしています。私が赤ちゃんの時、小学校に上がる時、中学校に上がる時に引っ越しをしています。そのうち、小学校に上がる時に引っ越した家でのことです。
その家は新築の一軒家で2階建の少し大きめの家でした。二世帯住宅で、1階には父方の祖父母が住み、2階に私達家族が住んでいました。土地に関しては、周りは住宅地でしたがそこの土地だけなぜか売れ残っており、両親がすぐに購入を決めたと聞いております。
2階の間取りについて簡単に説明すると、2階の玄関を開けると、左に子供部屋、右に物置部屋があり、廊下を進むとすぐに居間(キッチンも居間にある)があります。居間を抜けるとすぐにトイレがあり、右に脱衣所とお風呂、左に行くと両親の寝室と1階へ降りる階段があります。
住み始めてすぐの頃はそんなに変わった事もなく、普通に生活が出来ているつもりでいました。両親いわく、私は小さい時はとても大食らいで、周りの子と比べてとても食べる量が多かったそうなのですが、その家に住み始めてから少食になってしまったとのことでした。
当時から両親は共働きで、私が学校から帰ってもいない事が多く、1階の祖父母のところで過ごす事が多かったです。
引っ越してしばらくたったころでした。私が夕方頃帰り、1人で1階に居た時です(祖父は出掛けていて、祖母は外で洗濯物も取り込んでました)、2階から足音が聞こえて来ました。もちろん、両親は仕事なので2階には誰もいないはずでした…
すぐに祖母を呼びましたが、祖母は何も聞こえて無いようでした。
その頃から時々、1階で過ごしている時にだけ足音が聞こえるようになりました。
それから、小学校4年生くらいまでは特に何かを見たりといった事はありませんでした(相変わらず2階の足音は聞こえていましたが気にしないようにしてました)。
そして、小学4年の夏休み(多分、そのくらいだと思います…)の事でした。小学生の夏休みは暇な日も多く、友達と遊びに行ったりしない日は1階で過ごしていました。ある日、用事があり祖母を探していました(何の用事かは思い出せません)。1階には和室があったのですが、祖母はよくそこで洗濯物を畳んでいました。その日も祖母はそこに居るだろうと思い和室に向かうと、和室のふすまのスキマから手がチラッと見えました。あ、

通常版で読む