知ってる方も多いと思いますが、これはBBゴローさんが体験した話です。
初投稿なので読みにくいと思いますが、ご理解ください。


 
これは私が家でネタ作りをしていた時のこと。仕事疲れからいつの間にか眠ってしまった。


 すると突然、見知らぬ和室に立っていた。そして目の前には正座をしたもう一人の自分。目の前の自分は
「あー、あっあー」
となにやら一定のリズムを唱えていた。

 その横には顔にモザイクがかかった女が居り、リズムを唱える声が大きくなるにつれ女のモザイクもとれていくようだった。


 その時、もう一人の自分が
「ファーっといった瞬間、全てがわかる」
と言いだした。

意味がわからないままだったが目の前の自分がいきなり
「ファー」
といった。そして女の顔のモザイクが全て取れ 顔が見えたその時、目が覚めた。
よくわからない夢だったが、なぜか冷や汗を大量にかいていた。


 その日の夜、芸人仲間との飲み会に参加していたがどうも体調が優れず、終電で帰宅することにした。


 駅で電車を待っていると目の前には女がいた。その女ももちろん、電車をまっているわけでホームの方をむいていたため、顔は見えなかった。

その時、電車がきた。
その電車の音がした時私は絶句した。その電車からは、あの夢でもう一人の自分が唱えていたリズムと全く同じ
「ふぁー、ふぁっふぁー」
というリズムで汽笛が鳴らされていたからだ。電車が近づくたび夢の中と同じように音が大きくなっていく。

そして最後に
「ファー」
っと凄く大きな音が電車からした時、女が振り向いた。その顔はまさに自分が見た夢の中にいたモザイクの女そのもの。そして女はそのまま電車に飛び込んだ。

その時気づいた、私は未来の死者を夢の中でみてしまったということに。

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