これは、今からもう20年近く前の話です。
当時、大人気だった某アイドルグループのファンだった僕は、そのグループのCDアルバムを発売される度に欠かさず買っていました。
当時は自転車での移動がメインだったので、ポータブルCDプレーヤーを使って自転車を運転しながらCDを聴くのが習慣でした(今は道交法で禁止されてるので真似しないでね)

それは、あるCDを聴いている時に起こりました。
アルバムなので全部で10曲ぐらい入っているのですが、最後の曲が終わった直後、男性の「ハッハッハッハッハッハ」という低い笑い声が入っていたのです。
明らかに曲の一部ではないし、突然のことにしばらくその場に凍りつきました。

その日、帰宅した僕はあることを試してみようと思い立ちました。
それは、問題のCDをパソコンを使ってCD-Rにコピーすることです。
結果、コピーしたCD-Rには謎の笑い声は入っていませんでした。
「これは・・持ってると危険かもしれない・・」
そう思った僕は次の日、中古ショップに売りに行きました。

それから1年後、久しぶりに曲を聴きたくなったので、怖い気持ちを抑えつつ同じCDを買い直しました。
ところが・・恐る恐るそのCDを聴いてみましたが、曲の最後に笑い声は入っていませんでした。
つまり、最初に買ったオリジナルのCDにだけ、謎の笑い声が入っていたということです。
あの声は一体何だったのでしょうか?
ちなみに、買い直したCDは今でも家にあります。

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