姉貴から聞いた話です。
姉貴はその日彼氏の家に泊まりに行ってたらしいです。
彼氏の家は落ち着きのある家ですぐにいつも寝ちゃうそうです。
その日もいつものように彼氏の家で寝ていたそうです。
ですが夜中に目が覚めてしまい、時計を見たら夜中の3時
まだ眠たかったので「もう一回寝ようかな」っと思ったらしく二度寝をしたらしいです。
ですが目を瞑ってだいたい五分ぐらいした頃
【ギシッ、ギシッ】っと部屋の外から音が聞こえてきました
どうやら階段を上がってくる音だったみたいで「こんな時間に誰だろう?」と思い階段を確認しようとしたらしいです。
ですが少しおかしいなぁと思ったそうです。
いくら夜中だから誰かが家族の気を使って階段をゆっくり上がってるだとしても上がってくるスピードが遅すぎると思ったらしく
その階段じたい軋む事があまりないようです。
姉貴は少し怖くなって確認するのをやめてゆっくり、寝てる彼氏の隣に戻り布団に入ったそうです。
ですが少しの恐怖で眠れなかったみたいです。
ゆっくり、ゆっくり上がってくる階段の軋む音が5分ぐらい続いたそうです
そして階段を上りきったのか音がなくなりました。
姉貴は少し安心したらしく「これで寝れる」っと思って横になろうとした瞬間、【ズザァー、ズザァー、ズザァー】と引きずって歩くような音がしたらしいです。
怖くなった姉貴は寝てる彼氏を起こそうとしたらしいです。
ですが彼氏はなかなか起きてくれず、必死に「起きて!起きて!!」と彼氏をゆすっていたそうです。
すると、【キィィィィィ】という音が廊下から聞こえてきたそうです。
隣の部屋の扉の音らしく
姉貴はそこで「あ、誰か帰ってきただけなんだ」と安心したらしいです。
姉貴は彼氏の部屋に幽霊が入ってきて自分達を殺そうとしたと思い込んだそうです。
姉貴は「良かった~~」と安心して、気づいたら部屋も少し明るくなっていて「朝、早」と思い窓の方を振り向いたら
カーテンの隙間から知らない男の顔が部屋を覗きこんでいたそうです。
その後は何があったか覚えてないらしく、気づいたら寝ていたそうです。
俺はその話を聞いた後少し鳥肌が立ちました
理由は姉貴が話の最後に言った一言
「その男、たぶん家にいると思う。なんかわかる」