私が小学校5年生のときに
体験した話しです。
今でも考えるたび不思議に思います。

ある夏の日でした。
毎年恒例の学校の行事として、
草むしりが行われていて、
私は虫が大の苦手で
みんなに任せてばかりで
全く草むしりをしていませんでした。
そして、
草むしりをしない代わりに
ひまだったので、
運動場の人気がない、学校の敷地の
畑付近の場所で暇つぶししてました。
すると、うしろに気配を感じたので
振り向くと、そこにはおばちゃんが
立ってました。
だれだろう?と思いつつ、
知らんぷりしてると、
話しかけてきて、近づいてきました。
そして、
私の肩を触るなり、

あなた、何体かついてるね。
悪い感じは見受けないけど、
今後生きていく中で
いろいろと気をつけなさい。
そして、あなたは霊感がある、
だからなおさら気をつけないとね。

と言って、
どっかに消えました。

今思うと、そのおばちゃんが
どっからきて、どこに消えたのか
覚えてません。そして、顔も
覚えてません。
覚えているのは、
容姿と声だけです。

そのあと、そのことも
忘れ、普通に過ごして、
13歳になりました。
中学校に入ったと同時に
なぜか急に、怪奇現象は
増えました。
霊自体は見ないんですけど、
音がするんです、あらゆる場所で。
そのときに、
そのおばちゃんのこと思い出して、
なぜかゾッとしました。

一体なんなんだったんでしょう、
あのおばちゃんは。
生きてはなく
この世に存在しない人物だったのでしょうか。
18歳になった今も
わからずじまいです。

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