当時私が住んでいた寮の話です
私のいた部屋の向かいの部屋は倉庫と言うことになっていて、いつも鍵が掛かっていました

夜中たまに廊下から足音が聞こえたりしますがトイレが共同なので誰かトイレに行ったのだろうと気にしていませんでした


ある日夜中トイレに行った帰り倉庫に何かがいるような気がし興味本位で倉庫の
ドアを開けてみようとドアのぶを回してみました


当然のごとく鍵が掛かっており
私は眠たさから面倒になり自分の部屋に帰って寝たはずでしたが、なぜか倉庫前で寝ていました


何故かびしょ濡れで
そんな事が何度かあり夏ばだったのであまり気にしていませんでしたが季節が秋になったころに当時の彼女(今の嫁)に話ししたところ



次の日に突然呼び出され「羽毛やから(濡れても)ダイジョブ」とダウンジャケットを渡されました。


その夜から夜中トイレに行く時はダウンジャケットを着るようになりました。


そのおかげで冬も風邪をひくことなく過ごすことができました


一年ぐらい経って、ついにその倉庫の鍵を開けてみようと鍵を借りドアを開けてみました


ところが、倉庫とは名ばかりで私の部屋と左右対象の埃っぽい普通の部屋でした


何故か私の口から「ええ加減にしてや」とそして一年間濡れた事に対する文句が次々に完全に独り言です


最後に(濡らさへんねやったら、さみしいんやったら付き合うで)と思ったところで、何故かアカンと思い「絶対に付き合わへんからもう止めてくれ」と言って、倉庫の鍵を閉めました。


その後倉庫の前で寝てる事は無くなりました。


そんな話しを、夏ばだったのでたまたま仕事の休憩中に話したところ


定年前の先輩が話しをしてくれました。
あの倉庫に昔むちゃくちゃ嫌な先輩がいて、後輩たち皆に嫌われてたらしい。その先輩が何人かでフェリーに乗ってた時に


酔っ払って海に落ち行方不明になったらしい
ただその時落とされたなんて噂も有った位嫌われてたらしい


その事故の後仕事場では事故が続き寮では黒い影を見たり、壁やドアを叩く音がしたりと


また一緒にフェリーに乗っていた人も精神的に参ってしまい
うわ言で「ごめんなさい」を繰り返し
何故かびしょ濡れで部屋の前で朝迄寝ていたり


と、そんな事があって
近所の神社にお祓いをお願いしたらしい
寮の屋上に祭壇を作って


神主さんがご祈祷が終わり払えましたと言った瞬間に突風が吹いて

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