これは小学校の時の自然学校で起きた出来事です。

最初に宿泊する宿の説明をしますね。
部屋が隣同士ふすまで繋がっているんですが、一つを412 もう一つを413とします。

その宿は綺麗なのですが、なんだか気味が悪かったんです。

初めて、友達だけですごす長い宿泊だったのでワクワクしつつも、山奥であったため少し怖いという気持ちもありました。
スケジュールがしっかり詰まっていたのでゆっくりできるわけではなかったのですが次の行動まで時間に余裕があったため「かくれんぼしよう!」
と誰かが言い出したんです。

みんな賛成し、部屋をつなげてかくれんぼを始めたんです。
次々と見つかり、残すとこ1人。

まず、私は413の押し入れを開けて、
「Aちゃーんここー?」
と訪ねてみました。(それで簡単に出てくるわけでは無いですが、、、)
返事もなく、いないねと友達と言い合っていた時です

「スーーーーーー、、、」

独りでにゆっくりと押し入れが閉まっていくのです

周りのみんなもそれを見ていて、絶対ここにいる!と確信し、もう1度開けてみたのですがやはり居ないのです。
その矢先、412の押し入れから

「Aちゃんみーつけた!!」
という声が聞こえてきたのです。

押し入れは隣の部屋とも繋がっておらず、むしろ反対側の位置にあるの未だに謎のままです。

なぜ押し入れは勝手にしまっていったのでしょうか。

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