つ、とりあえず左へ徒歩で登って行くと、一台の白いバンが止まっていました。
誰も乗っていない様子でしたがエンジンがかかりっぱなし。まずこんな気味の悪いところに来る用事ってなに…
私「まって、なんでエンジンかかってんの!?」
A子「もうあたしムリ!!!怖すぎやん!!泣」
B「誰もおらんやん。、、、中も誰も乗ってないで…」
この時点で私も今すぐ逃げたい心MAX。
しかし唯一男子のBは
「いやーおもろいやん!!なぁ、右行ってみようや」
禁断の言葉を…
あまりにもひつこいので、結局右の坂を車で登って行くとこに。しかしこの坂、カクカクに曲がりっぱなしで道とは言えないほどの坂道。
それと同時に私の頭の中は危険信号鳴りっぱなしの状態。
「絶対に行くな!!!」と言わんばかりの警告でした。
もうすぐ1番上に着くかな、と言うところで
「バチンッッッ!!!!!!!」
右親指に猛烈な痛みが走りました。
いったぁ…なにこれ…
と思い前を見た瞬間、車のライトに照らされて大きな神社のようなものが見えました。その右には灯篭のようなものが連なっており、バン!!!!!!とフロントガラスに白い服で髪がボサボサ、鬼の形相をした女の人が。
叫びたい一心でしたが、怖がらせばパニックになる…と思いどうにか堪え、車を回し急いで降りて行きました。
A子とBは流石にあの雰囲気に怖がっていましたが、女のことは見えていないようでした。
私も流石に気味が悪く急いで整体の先生のところへ行きました。
その話をすると
先生「そこ行ったらあかんって直感で分かったやろ?ご先祖さんが知らせてくれよったんやで?それを私が無理に行ったからご先祖さんが怒って右親指バチン!ってされたんや!まぁ俺もあそこで白い服の女の人見たことあるけど車の後ろ横切られただけやったわ」
右親指はご先祖さんのお知らせだったようです。
その女の人は何故そこにいるのかは分からなかった、と先生は言っていました。
しかし私が見た時は本当に怒り狂ったような顔でしたね。
その人たちの領域に入ってしまった、来るな、と発信していたのにそれを無視してしまったことによって怒ってたのかもしれません。ご先祖さんはそれを知らせてくれていたのでしょう。
後日A子とBにそのことを話すとマジでビビってましたね。
視えんくてよかった、とA子は半泣きでした。笑
結局あの白のバンも何故エンジンがかかりっぱな