地元で有名な話です。
初めて聞いた時はとても怖かったです。

1人のタクシー運転手Sがいました。
その人は今まで女性とお付き合いしたことがなく、若い女性を乗せる度に変な気持ちになっていまた。

ある深夜の雨の日、Sがタクシーを走らせていると1人のとても綺麗な女性が立っていました。
女性が告げた目的地は森の中にありました。
しばらくタクシーを走らせていくと、森の中に入っていきました。
その時Sは何を思ったのか、目的地とは違う道のりは走り、車道もない森の中に入っていきました。
そして、Sはその女性が綺麗なあまり犯してしまったのです。
正気に戻ったSはヤバイ!と感じ、その女性の首を絞め土に埋めました。
この事は忘れようと思い、3年の月日が経ちました。

深夜の雨の中、Sが何気なくタクシーを走らせていると、1人の綺麗な女性が立っていました。
その時、Sは忘れかけていたあの事件を思い出しました。
気味が悪いなーと思って行き先をきいてみると、まさかのあの森の中でした。
Sは怖がりながらも目的地まで走らせていました。
すると森の途中で女性が、「トイレが我慢できないので用をたしてきてもいいですか?」と聞いてきました。
普段だったら乗り逃げの可能性もあるのでさせないのですが、この時は深夜の森の中、女性1人では逃げることはできないと思い、Sは行かせることにしました。
15分くらい待ったでしょうか、全く帰ってくる気配がありません。
不思議に思ったSは女性を探しに行きました。
女性が向かった先に進んでいると、何処からともなく男の子のすすり泣く声が聞こえてくるのです、Sは男の子が迷子になって森の中に迷い込んだと思いました。
心配したSはその男の子に、「お母さんはどうしたの?」と聞くと、男の子は地面を指さすのです。
訳がわからなかったSは次に、「お父さんは?」と聞くと、
急に泣くのをやめ、鬼の様な形相でこっちを向き
「お前だーーーー」と指をさしてきて
その時気を失いました。

通常版で読む