これは私が高校生の時に体験した話です。

帰りのホームルームが終わり、みんな帰っていくなか、私とA、B、Cの4人はいつもすぐ帰らず、放課後教室で長々とおしゃべりを楽しんでいました。

ちょうどその日は雨でした。
私たちの学校はみんな傘を教室に置いているので、ちょうど傘使って写真撮ろうということになりました。
写真を何枚か撮ったあとは、怖い話をして盛りあがっていました。

うちの学校は霊が大量にいます。
それを知っていたにも関わらず、霊がよってくるような怖い話をたくさんしてしまったことを今でも後悔しています。

次の日の朝、教室に入るとAとBが真っ青な顔をして私の方へ急ぎ足で来ました。
なにかあったのか?とBに聞きました。

2人は「昨日撮った写真‥‥女の手写ってたの気がついた?」と聞いてきました。
私はびっくりしてすぐさまケータイの写真を確認しました。

Cが傘をさしてその一つの傘に4人入ってピースしてる写真‥‥

傘を持っているCの手を誰かの手が握っていました。
その手は灰色で指が細長い女の手でした。

その写真を見て一番パニックになったのがわたし笑

肝心なCは「私幽霊さんに手握られたの初めて」と、少々浮かれ気味でした。

その日以降、私たち4人に何かしら不幸なことが起こりました。

Aは滅多に風邪をひかないのですが、39度以上熱がでて学校を一週間休み。

Bは教室の窓を閉めようとした時、急に窓がバンッと閉まってしまい、指2本怪我。

Cは自転車をこいでいる時、段差にひっかかって転倒してしまい、足首を骨折。

そして私は自転車をこいでいる時、正面から猛スピードでこいで来た男子高校生と正面衝突してしまい、両手両足ダブルで怪我をしました。そして何故か相手は無傷。
靴が片方車道に飛んでいくほど吹っ飛びました私(笑)

私たちはそれ以降何も起きていませんが、もう放課後、怖い話をたくさんしないようにとみんなで決めました。


あれから2年ほどたちますがその場で私たちの話を聞いてる霊の姿を想像するだけで身震いしてしまいそうです。

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