この話は私が聞いた話ですが、わかりやすいようにそれを私が体験したかのように書きます、ご了承ください。
私が中学生の時、家の近くに中古おもちゃ屋がありました。
そのおもちゃ屋は薄汚れていて年季が入った感じでした。
中に入ると、目のない人形や腕のちぎれた人形、とにかく酷い姿の人形がたくさんありました。
しかしその中に箱に入った綺麗な人形がありました。
【人殺人形 メリル 】
この商品名が私の心を鷲掴みにしました。
私はこの人形を買おうと決意し早速購入しました。
家に帰って使用方法を見るとこう書いてありました。
〜使用方法〜
まずはじめにメリルちゃんに、「私はあなたが嫌い」と3回言います。
次に包丁をメリルちゃんの右腕に刺します。この時右腕以外に刺すとメリルちゃんは起きません。
包丁を刺したら「私を殺して見て」と言います。
そして1分経つとメリルちゃんが動き出します。あなたを殺しに
(対処法)
メリルの首を切断する
メリルちゃんに謝る
自分で自分をコロス
*謝る場合はお詫びの気持ちも込めて自分の右腕を刺しましょう
ぞっとしました。しかし、この時は好奇心が強くて使ってしまいました。
「私はあなたが嫌い」と3回言い、包丁で右腕を刺しました。
すると、人形が急に60 59 58 …とカウントを取り始めました。
私は怖くなって玄関に走りましたがドアはびくともしません。
そんなことをしてる間に残り20秒になっていました。
私は台所に向かい包丁を取り、押入れに隠れました。
人形が3 2 1 のカウントを終えた時あたりは静かになりました。
私はとても怖くて震えていましたが何の気配もしません。
私は勇気を出して押入れから出るとそこにしました。
外は静かで逆に君が悪かったのを覚えています。
私は震えながらリビングに向かいました。
すると背後から笑い声が聞こえてきました。
私はパニックになって逃げました。
逃げた先はトイレ。鍵をかけてひっそりしていました。
怖い。とても怖い。
後悔しても遅いのに私は後悔していました。
何分経ったでしょうか。廊下の奥側からペタペタと音がします。
(やばいっ!来る!)
私は息を潜めて包丁を握り直しました。
トントン
ドアを叩く音
トントントントントントン
ドアを叩く音はどんどん大きくなっていきました。
終いには、どんどん!と、破られるのでは