私が中学生だった頃の話。

その日、私は遅刻しそうでいつもと違う近道から学校に行きました。
その道はとても廃れていて人通りの少ない場所でした。

人通りの少ない理由はと言うと、10年くらい前にそこで通り魔が人を切り殺したそうです。
犯人は女性で完全に頭がおかしくなっていたらしいです。

そんなことは知らずにしばらく1人で歩いていると、来た道から、髪の毛が長くボサボサの女性が走ってきました。

何かを右手に斧のようなモノ持ち「うぉ!」と叫びながら…

私は怖かったので走って逃げましたが、学校に着いてカバンを開けると、母が作ってくれたお弁当を忘れていました。

その時私は気付きました。あの走っていた女性は私の母だと

私はその時携帯もなかったので家に帰ってから母にお礼を伝えようと思いましたが忘れてしまいました(笑)




そういえば、母に、近道するなんて言ってないのに、なんで私の行こうとした道がわかったのだろう?

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