この話は友人のマンションに泊まりに行ったときのことである。 私は友人のマンションに泊まりに行ってみたかったので友人に頼んだところ、快く受け入れてくれた。
泊まりに行く当日、マンションに着くとすでに夜でした。入ろうとすると何か嫌な予感がしました。視線を感じたというか何かしらの異変をかんじました。
しかし気にせずそのままエレベーターへ向かい友人がいる階へと向かおうとしました。エレベーターに乗っていると途中の階で止まりドアが開きましたが誰もいません。するとパネルの閉まるボタンと最上階のボタンが押されまた上昇を開始しました。「あ、ヤバい」と思ったので途中で降り階段で目的の階に向かうことにしたのですが降りるときに僅かに視線を感じました。階段で目的の階に着き友人の部屋へ向かうがそこでも視線を、しかも先ほどより強い視線を感じました。振り返ると何かいたような気がして急いで友人の部屋に入りました。友人はホラーが好きなので先ほどまでのことを話すと自殺者とかが多くいることを話してくれました。どうやらここはホラースポットらしい。
その後いろいろ遊んだりして寝ようと思った矢先、ドアがノックされました。友人は急いで珠数を取り布団の中に隠れてしまったので私もその布団の中に潜りました。聞いてみると前にも何かにあとをつけられてドアをノックされたことがあると言いました。その後もノックは定期的に聞こえ、友人は珠数を握りしめ私はその友人の手を握り怯えながら一晩過ごしました。過去に心霊現象みたいなのに遭遇した私でもさすがに怖かったです。
翌日の朝、友人に他に心霊現象にあったことがあるか聞いてみると幾つか話が出てきました。でも友人はホラーが好きらしく今度ホラースポットを行く約束をしました。友人に別れを告げ部屋を出て念のため階段で降りようとしたら後ろから足音が聞こえました。「これ振り返ったらあかんやつや」咄嗟にそう思った私は全速力で階段を駆け下りました。後ろから来る何かも追いかけて来たようで足音が近づいてきます。何とか一階に着きマンションを出たので振り返ってみるとマンションに戻っていく人影らしきものがうっすら見えました。どうやら諦めたようです。

もし友人とホラースポットに行って何かあれば投稿します。また、友人の体験もそのうち投稿します。

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