僕は仕事柄 地方へ出張することがあります
主張先で出会った霊感の強いMさんに聞いた話です
霊的減少を多々体験する自分とMさんはすぐに意気投合し色々な話をしてました

Mさんの奥さんも非常に霊感の強いかたで
霊の存在は臭いでわかるといいます
奥さんは霊が現れると悪臭を感じるそうです。その臭いは獣の死体が腐った アンモニアのいやーな鼻をつく臭いと言ってました

ある日奥さんは部屋の掃除をしていると
部屋に悪臭が立ち込め あ 来たと思った瞬間
部屋の真ん中の空間が歪んだそうです
ヤバイと思い隣の部屋に逃げようとした瞬間後ろ縛りで纏めていた髪をぐいっと引っ張られその場に崩れ落ち気を失ってMさんに発見されたそうです
奥さんは前々からこの家は嫌だと言ってたみたいですがなかなか引っ越せず今回のような事が起こったと言ってました
Mさんはこの事があって家を引っ越そうと
決意したそうで 急いで部屋探しをしてました
奥さんは流石にその家にいたくなかったみたいで一時 実家に帰りました
そんなある日 Mさんは仕事で建設機械に乗ってました
専門的な話になるので簡単にMさんはタイヤローラーと言う舗装を転圧する機械にのってました
その日は夜間工事で Mさんは機械の上で自分の出番を待ってました
タイヤローラーは最後に出動するので後続に人はいません
はぁ 寒いなぁ~何て思ってたその時
ヘルメットのへりをぐいっと引っ張られ
Mさんは機械の上から転落したのです
機械の構造上引きずり落とされない限り
転落することは無いのですが Mさんは機械の下で発見され病院へ搬送されました
この日僕はMさんと一緒に仕事をしていて
Mさんの話が本当だと思いました
病院にお見舞いに行ったときMさんが語ってくれました
二人の間には水子がいて時折近くにいるように思うことがあったと
家で起きた現象は 霊道が空間を歪めたのでは無いかと 亡くなった子は初めての子で
悲しみを乗り越えて 新しい子を授かったばかりで 亡くなった子がさみしがって
遊んで欲しかったんではって?
この辺はMさんの感覚なのでわからないですが 曰は殺意やそんな悪い感じは全くなかったと 奥さんの髪を引っ張ったのもじゃれたのか 空間の歪みから奥さんを救ったのかわからないが 見ることのできなかった我が子の気がしてならないと言ってました。
Mさんは幸い軽傷で仕事復帰し 授かったお子さんも無事に産まれたと連絡が来ました
M

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