今から話すのは長年僕に取りついては離れない二人の女の霊の話しです…。

僕は小学4年の夏休みの終わり頃から急に霊感に目覚め日常的に幽霊や周りの人の守護霊が見え始めてしまったのです…そう今も…。
僕がその二人の女の霊に取り憑かれてしまったのは中学三年の秋の深まる頃だった…。

その日は謎か学校から遠回りして家に帰りたい気分だった…。
小さい頃からおばあちゃんに『あのお寺の裏道の左の道は絶対に!絶対に!通り抜けては行かんぞう!行ってしまうと言葉には言うえないほど恐ろしい事があるからな…』と
よく耳にタコが出来るぐらい言い聞かされた。

でも、僕はもう中学生なんだからとおばあちゃんとの約束を破ってしまったのだった…。
あの時止めていればとずっと後悔している…。

そのお寺の裏道の左の道は竹藪や雑草など伸び茂るただ普通の山へ続く道だった。
ふと、洞窟のような穴が右手の目に写った。
その穴はかなり厳重に鉄格子と鎖と南京錠で何重にもしていた…。
すると、穴の方から話し声なのか分からない声してきた。
中には入れそうにないのに。

耳を澄ますと微かに女の人二人が話す声が聞こえる。
『熱いよ…痛いよ…もう許して下さい、もう私たちは逃げたりはしません…お願い、その扉を開けて下さい…』と
聞こえる、何度も何度も繰り返し言うている。

僕は早く助けを呼びに行こうと振り向くとそこに一人の女が立っていていた。
僕はその女に『この穴に人がいるから助けてあげてください!』と言うと
その女が急に笑いながら僕の手首を掴んで穴の方近づけさせると…
僕はその穴の中に入ってしまったのだ…

そして、僕は鉄格子と何重にもしている鎖と南京錠で出口を閉ざされる方で助けを求めたが…
誰も来てくれない…すると、穴の奥から足音が

コツコツコツコツコツコツ…コツコツ…コツコツ
…コツ…と

僕の方に近づいて来る。
僕は恐怖と絶望と不安で目を閉じた。

すると、足音は聞こえなくなった。
目を開けると僕の目に全身血だらけで焼かれたボロボロの白いワンピースが血で滲んで黒いハイヒールを履いた髪の毛の長い片目ずつ目が無い女が二人が僕の目の前に僕の両手を繋いで座っていたのだった…。

僕は焦げ臭いのと恐怖だったがその二人の女の左手の薬指を見ると…
薬指が…無かったのだった…。
僕はもう限界でここから逃げたくて必死で助けを呼んだ、でも誰も来ない。

すると、僕の耳の元でその二人

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