I県某所 から一通の手紙が 知人宅に届きました。手紙を送った人( 以後 T )は 知人( 以後 C )の遠い親戚にあたる方でした。

手紙の内容は こう書かれていました。

Cさん お元気ですか?Cさんが遊びに来た時に別荘に行ったの 覚えてるか?

あの別荘の裏に 竹藪があったろ?あそこなぁ…俺も知らなかったんだが 神社があったんだよ。

ただな その……朽ちてる祠って言うのか?あれが向き合う様に 三つあって…

あとな 鳥居が青黒いんだよ。
見付けたのは 俺と ほらっ向かいの順ちゃん( 仮名 )とタバコ屋の吉雄( 仮名 )の三人だ。

別荘の裏の丁度 あの竹藪の辺りから 生臭い臭いが漂って来ててな。獅子( 亥 )でも死んでんじゃないかって 竹割りながら入って行ったら あったんだよ !!

気持ち悪いもの見ちまったって戻ろうとしたんだけどよ 吉雄のヤツが 祠の中に手ェ~入れてガチャガチャかき回した後 首の取れた陶器で出来た何かを取り出しちまったんだよ !!

そしたら何か黒いべちゃべちゃしたもんが 吉雄の手に着いてなっ 拭いても拭いても取れねぇんだ それに何だか 臭くてよぉ。

兎に角 戻ろうって吉雄も取り出したもん そこいらに投げて 家に戻ったんだけど その日の晩に 吉雄んとこのから電話があってなっ

吉雄がわけわからん事言って暴れてるから 手を貸してくれてなっ 酒でも飲んで暴れてるんやろって 吉雄ん家に行ったらよぉ

吉雄がおかしくなってたんだよ !!

Cさん そういったもんに詳しかったんを思い出して 手紙書いてる。Cさん 誰か他にも連れて 吉雄を見てくれ。

頼む。
順ちゃんが連れてきた 坊主は何も出来んで あたふたするだけや。

Cさん
お願いします。見るだけでも来て下さい。


                T

Cさんは 手紙を読んでいると 背中がぞくぞくすると言って 何故か?本所に持ち込み 何故か?私がご指名に…(; ̄Д ̄)?

手紙の内容を見た限りでは 何とも返事し難く…手紙を読み終えた後も読んでるフリをしていたら……

何故か……I県へ行く事になってました。

ただ
この廃神社 ただの神社では無く 人の手が加わったものだけは分かりました。

取り合えず 暇そうな輩を3人ひっ掴まえて 呼びたくなかった 翡翠を呼び出し 私達は 手紙を出された Tさん宅へ向かいました。

着いたのが夕方で 移動で

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