。明日の朝早く探しに行こう。」
Mと俺は黙ってた。
Wはずっとブツブツ言ってた。
よく聞こえなかったけど、
W「Sが連れてかれた…俺のせいだ…幽霊が…」
みたいなことをずっと繰り返してた。

その夜は寝れる筈もなく、ただ、俺は
(Sが無事でありますように!)
と祈るしかなかった。

次の日、朝5時、明るくなって来たから出かける事にした。
すると、俺の携帯にメールが来てた。
Sからだった。
俺「やっぱあいつ無事なんじゃん!心配して損した!」
安堵した俺はメールを開いた。
途端凍りついた。
内容は今でもよく覚えてる。
いそいで打ったようで 打ち間違えがたくさんあったが、
分かるところだけ書くとこうだ。

『痛いいたい痛いいたいいたいイタイいたいたいイタイいたいいたいいたいいたいいたい痛い痛い苦しい苦しいクルシイクルしい
何で俺をおいてったの?
痛い…
寒い寒い寒い俺はたすけてっていったのに
待ってくれって言ったのに
あいつがくる!首がミシミシ音を立てる!
痛い痛いいたいいたいいたいいたいいたいイタイいたいたいイタイいたいたい!』

Sはもうこの世にいない…俺は確信した。
俺「あの声は、Sが俺に助けてくれと言うメッセージだったのに!
俺は…!」
N「T、落ち着けよ」


俺「…待てよ、じゃあ、あのSは誰なんだ?何でトンネルの奥からSの声がしたんだ?」
M「Sがトンネルの中に居たんだろ?」
俺「じゃあ、あのSは、偽物で 本物はすでにトンネルの中に居たのか?」
W「Sはまだトンネルにいるんだ!
生きてるんだ!俺のせいじゃない!
あはあははは!」
Wは完全におかしくなってしまった。
だけど、そう言われると、Sは生きているんじゃないかと思えてくる。
俺「よし、じゃあSを探しに!」
N「…一回、警察に通報しよう。それで見に行ってもらおう。」
みんなNの意見に賛成した。

数時間後、警察が来た。
俺たちも一緒にトンネルへ行った。
中に入った警察官が、顔を青ざめて帰って来た。
Sは…生きていたらしい。
だが、首が変な方を向いていて、俺たちとは会えないそうだ。

警察官は、「あの状態で生きているのは奇跡だ」
と言っていた。
Sはそのまま病院に入院し、その後Wと一緒に精神病院に入って、
二人とも大体元に戻った。が、
Sはあの日の事を覚えておらず、
五人で山に行ったことさえ忘れていた。

だから、Sの言っていた『アイツ』とは何か、Sの偽物

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