本当にあった怖い話

怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。

中編
開かずの廃屋
開かずの廃屋
中編

開かずの廃屋

2017年8月2日
怖い 684
怖くない 611
chat_bubble 5
14,654 views

怪談話でよくある「開かずの〜」という話。私は、そういったものに実際に出会ったことがあります。

私がある山を登っていたところ、道の途中に一軒の廃屋を見つけました。村近くの山にはこういった廃屋がよくあるもので、その時も今までと同じように無視しようとしたのですが、私の足はなぜか止まってしまいました。

その廃屋は、今までに見た廃屋とは明らかに様子が変だったからです。誰も住んでいなさそうな家の扉に、頑丈な鎖が巻きつけられ、ドアノブには錠前が掛けられていました。明らかにおかしい。

ほんの好奇心で、私はその家に近づき、扉に触ってみました。なんてことはない木でできた扉です。扉が痛んでいたせいか、建てつけが悪くなっていたせいか、頑丈な鎖や錠前がされていたのにも関わらず、扉を押すと、扉はゆっくりと開きました。

中は廃屋とは思えないほど整理整頓されていました。木でできた机と椅子が二つ。大きな棚が二つありました。棚の中には工具箱や、子供向けの絵本などが置かれ、机の上には空になった紙コップが一つ置かれていました。机の上には、ほこりなどは付いていません。つまり、最近まで使われていたということです。

空き家だからと物好きな誰かが住みついたのだろうと思い、早々に出ようと思いました。しかし、また一つ気になる箇所があったのです。

それは、部屋の奥にある押入れ。襖で閉められてありましたが、なんだか、そこから変な匂いがしたのです。ゴミでも溜めてあるのだろうと予想しながらも、最悪な事も予想しました。開けるか開けないか迷いましたが、結局、開けてしまいました。

押入れの中…下の段には汚れた布団が。上の段には大きな麻袋が二つありました。麻袋は二つとも黒ずんでいました。匂いがしているのは確かに麻袋なのですが、その麻袋を開ける勇気が私にはありませんでした。

そのあと、すぐさまそこを立ち去り、そこの近くの交番で事情を説明しました。

するとお巡りさんは驚いた表情で

「あそこに入れたのかい⁉︎…あそこは『開かずの廃屋』って言われててね。鎖とか錠がかけてあったろ。あれで開かないんだよ。普通。でも、あの廃屋に灯りが点いてるのを見たっていう人がいてね。中に誰か住んでるのかと昨日も見に行ったんだが…開かなかったよ。窓は全部割れてて、木の板とかで入れなくてね。誰も入れないはずなんだが。」

1 / 2

後日談:

後日談はまだありません。

アバター 001_001

はじめまして、よろしくお願いします。

投稿数 6
怖い評価 4k
閲覧数 64k

この怖い話はどうでしたか?

f X LINE

chat_bubble コメント(5件)

コメントはまだありません。

0/500

利用規約をよく読んで、同意の上でコメントしてください。

・連続コメントは禁止しておりますが、新規登録・ログインすることで、連続コメントも可能となります。

お客様の端末情報

IP:::ffff:172.30.1.71

端末:Mozilla/5.0 AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko; compatible; ClaudeBot/1.0; +claudebot@anthropic.com)

※ 不適切な投稿の抑止・対応のために記録される場合があります。

label 話題のタグ

search

【参加型】投稿企画・タイアップ企画

  • 禍禍女
  • 心霊スポット
  • 意味怖

一息で読める短い怪談

読み込み中...

じっくり染み込む中編怪談

読み込み中...

深夜に読むと戻れなくなる長編怪談

読み込み中...
chat_bubble 5