私が友達のCちゃんと私の家でかくれんぼしてたときの話。
私が鬼になって、家中探したけどCちゃんはどこにもいない。
私「Cちゃーん、どこー?降参するから出て来てよー」
何度呼びかけても返事がなくて、私はCちゃんは何も言わずに勝手に帰っちゃったんだと思った。
帰るなら言ってくれればいいのに!
その時、2階から女の子の泣き声が聞こえた。
Cちゃんだ!
そう思った私は慌てて2階に駆け上がった。
泣き声を頼りに奥の物置部屋へと向かう。
扉を開けると、部屋の真ん中でCちゃんが体育座りをして泣いていた。
私「Cちゃん!どうしたの?」
私は傍まで寄るとCちゃんがしゃくりをあげながら押入れを指差した。
Cちゃん「中に、誰かいるよぉ…」
私「えっ…」
お父さんもお母さんもお仕事でいない。
この家には私とCちゃん以外いないはず。
じっと押入れを見ても物音一つしない。
きっとCちゃんが何か見間違えたんだ!
私は勇気を出して押入れに近寄り、そーっと襖を開けた。
中には使っていない布団があった。
なーんだ、やっぱり誰もいないじゃない。
そう思ったとき、
ーーゴソゴソッ
布団の奥から物音がして、私は思わず「ひっ」と小さく悲鳴をあげた。
そこには、
Cちゃん「あれ…私ちゃん……、んー…ごめん、寝ちゃってたみたい…」
Cちゃん?
じゃあ、私の後ろにいる
さっきまで泣いていたこの子は
だあれ?